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Blog@arabian🤴 血の海に向かう道~あらすじ~ 都市犯罪国家英国 スペインと絶対 敵対なんてしたくないけど もはや予断を許されないエリザベス ネーデルラントと条約締結ッ…! 「我が英国は!ネーデルラントが スペインと戦争を続ける限り! 永遠に本格的な軍事援助をします!」 こうして英国 ネーデルラントに援軍を派遣し続ける しかしながら戦況は連戦連敗 恒久的に戦争していた上に 新大陸での制圧も行っていた 百戦錬磨のスペイン スペイン陸軍は練度のレベルが違った 軍人の優秀さに差があり過ぎた エリザベス 更に配下の海賊フランシス・ドレイクに こんなことを言っています 「ドレイク!スペインに復讐したい っていってたよね! いつでも攻撃なさい! スペイン船襲い放題よ!」 実は海賊は海において一番の技術者 一番最先端の海戦技術を持っていた その中でもこの後 スペインを震え上がらせるのが このフランシス・ドレイクである 一方、フェリペ二世 実は彼にとっても決断の局面であった スペインでは新大陸からの収入が激減 ネーデルラントでは内乱 国庫は未曽有の危機であった このまま自国の力が弱まれば 仇敵フランスに 対抗できなくなるやもしれない 英国との戦争は回避したい だが最早大きなアクションを起さねば 国政は悪化の一方を辿る なんとか英国に関与して この窮地を打破しなければ… フェリペ二世、決断 「英国内に軟禁されている スコットランド女王 メアリー・スチュアートを焚きつけ 英国内を攪乱してやる!」 「カトリックであり 王位継承権も持っている 彼女を担ぎ上げて 英国内で反乱を起こさせてやる!」 スコットランド女王 メアリー・スチュアート 実は彼女、色々あって祖国を追われて 英国へ逃げて来てました そんでもって、フェリペ二世の企みの前に 英国内のカトリック派閥に乗せられて エリザベス暗殺計画に関与 この計画はエリザベスの忠臣によって 阻止され暴かれ メアリー・スチュアート エリザベスに処刑されます 可哀想に! このメアリー・スチュアート処刑 というのは大事件でした スペインにとってメアリーは 唯一英国に対して戦争以外の 干渉方法として残っていた手札 そんな理由+その他の様々な理由から エリザベス、本当は処刑したくなかった しかし、もはや処刑を余儀なくされていた カトリック女王の処刑… カトリック世界の人々に 激震が走りました カトリックの急先鋒スペイン その王であるフェリペ二世 当然見過ごすわけにはいきません 何としてでもエリザベスを 殺さなくてはならなくなったわけです この後、歯止めの利かなくなった両国 かの有名な英国vsスペイン 『アルマダの海戦』へと 突入していくわけですが その前にですねぇ メアリー・スチュアートのお話を しておきたいんです この人、エリザベス女王と 比較されて語られることの多い 超重要人物なんですよ 映画化もしてますねん 『二人の女王』 ある意味、エリザベスとは 真逆の人生を辿ったもう一人の女王 スコットランドでは果たして 今まで何が起こっていたのか!? ~魅惑の女王 メアリー・スチュアートへ続く~ 🍎アカリ🍎 ご連絡はこちらブログ一覧
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Blog@arabian🤴抑止力黙示録~前回のあらすじ~ フェリペ激オコ スペインを順調に怒らせてきてる英国 同時期にフランスとの関係も 英国は悪化させてしまう フランスではユグノー戦争で 国内は宗教対立内紛真っ只中 もしユグノー派閥が勝ってフランスが プロテスタントになれば… 英国としてはかなり美味しい てなわけで こっそりユグノー派閥を支援してた英国 これがフランスにバレてキレられます 「フランスはカトリックや! 勝手に異教徒支援すんなや!」 そして英国宮廷内で 家臣たちが揉め始める 「よりによって二大強国のどっちも 敵に回しやがって!誰の責任だよ!」 まあ、フランスもスペインも 財政難だったんで どれだけ関係悪化しても 戦争にはならなかったんですけどね この頃、戦争起こす体力なんて どこもなかったわけです とはいえ、内輪揉めまで始まった 最悪のタイミングで エリザベス1世 ローマ教皇からも破門されるッ…! 最大限気を遣ってたのにッ…!! なんでこのタイミングで 破門かっていうと 実はこれ、今まで フェリペ二世が止めてたんですよ 教皇としてはいくら気を遣われても 「せっかくメアリー1世が カトリックに戻した英国をまた更に プロテスタントに戻しやがって! 今更気を遣おうが許さんぞエリザベス!」 みたいなテンションだったわけで でも頑張ってスペインに対しても 中立の立場を保とうとしていた エリザベスをフェリペは擁護 「まあまあ教皇 エリザベスも大変なんだって 悪気があるわけじゃないんだよ」 「俺の顔に免じて、ここは気を収めてよ」 流石イケメンッ…! しかしながら前回のような 度重なる英国の不義理に フェリペついに怒髪天 「エリザベスなんて もう知らないんだから!」 フェリペの抑えがなくなり 必然の流れで、エリザベス破門! …というわけです スペインと丸腰で敵対することが どれほどヤバいことか 身に染みたエリザベス しかもスペインはこの後 『レパントの海戦』にて ローマ教皇&ベネチアの連合艦隊と共に オスマン帝国海軍を破るッ…! スペイン、無敵艦隊にて オスマン帝国勢力を後退させ 地中海の制海権を得る これに滅茶苦茶ビビったのがフランス フランスはハプスブルク家に対抗する為 異教徒オスマン海軍とも 同盟を結んでました 「あのオスマン海軍が 呆気なく退けられた… レパントの海戦で勝ったスペインに これ以上力を付けさせるのはヤバい…」 そんなフランスに近づく英国 「防衛条約結びましょう! どっちかが攻撃されたら お互い駆けつけて守りましょう!」 ぶっちゃけフランスとの関係も 全然悪いんですが スペインを牽制できるならそれでよし! 英国、フランスと 同盟条約を結ぶことに成功ッ…! 「フランスのことなんてびた一文 全く信用してないけどね」 「でも、この防衛条約が 機能するかどうかなんてどうでもいいの」 「フランスとの外交の目的は あくまでスペインへの牽制!」 「戦争にコストをかけるなんて 三流のやること」 「一流は外交でコスパ良く 問題をマネジメントするのよ!」 実際、これにより勢力均衡の原理が働き エリザベスが 30代後半~40代の終わりまで 英国は全く戦争を起こさずに済んだ そう ネーデルラントの問題が起きるまでは… ~エリザベス 最大の決断を迫られるへ続く~ 🍎アカリ🍎 ご連絡はこちらブログ一覧
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