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Blog@arabian🤴優秀普段の優柔不断~前回のあらすじ~ 三竦みってこと! 英国が長年戦争回避に成功している一方 ずっとそれどころではない国があった ネーデルラントである スペインの統治下にありながら弾圧され 必死に抵抗を続けている プロテスタントに安息の日々はなかった こっそりネーデルラント新教派を支援し 暗躍していた英国 しかし、いよいよ プロテスタントが負けそうになってきた とうとう来たな、この時がッ…! エリザベス、決断を迫られます 「過剰な支援は敵対を招く… 兵力を送り込めば 財政負担が半端じゃない…」 エリザベスの側近 積極的に支援した方が良いと進言 「女王!ネーデルラントが屈服すれば スペインの陸海軍がいつでも 英国に進軍できるようになる!」 「最悪な情勢に 陥ってからでは遅いですよ!」 しかしエリザベス 事が事だけに中々決心がつかない そうこうしているうちに フェリペ二世、まさかの ポルトガル王も兼ねることになるッ…! この頃、ポルトガル王家が 断絶したため、そこに付け込んだ フェリペの母がポルトガル出身 なのをいいことに 王位継承権を主張 これを認めさせる ポルトガル王としては フェリペ一世として即位ッ…! …ややこしいわ! せめて別の名前にしろや! サブ垢あり過ぎてどれが本垢か わからんくなるみたいな感じなるやろが! 流石に当時の人達もこれ こんがらがってたんちゃう? ともあれ ポルトガルを取り込んだフェリペ二世 イベリア半島を統一したことで アフリカ・インド・東南アジア・中国に 点在する海外領土を全て獲得… これによりフェリペ二世期スペイン 『太陽の沈まぬ国』爆誕ッ…! 持ってる領土のどこかで必ず 太陽が昇ってるってことですね 単に広いってだけなのに 随分と御大層な 二つ名を付けやがったこってす こりゃ調子に乗ってますね 乗りに乗ってどんどん権勢を誇り始める エターナルサンライズスペイン こんなん、もはや ネーデルラント新教派は虫の息です 更にネーデルラントの 反スペイン主導者である オラニエ公ウィレムが暗殺される 「え?ウィレムに代わる リーダーがもういない!?」 「そんなの 絶対このままだと負けるじゃない…」 「どうする?…どうしよう? …仕方ない…もう支援するしかない… 負けてもらうわけにはいかないもの…」 「支援を!兵を派遣するわ!」 エリザベス、ついに決断! 「…やっぱちょっと待って…取り消し…」 エリザベス、この判断には 大いに苦しんだもんで 支援する、やっぱ辞めるを 三回繰り返していた 「女王!いい加減に決めてください!」 という臣下とのすったもんだもあり これのせいで後世 優柔不断と言われていたりする いや、こんな大博打の決断 簡単に出来たらタダの馬鹿でしょう 優秀だからこその葛藤 エリザベスの心労は計り知れません そしてついにエリザベス ネーデルラントの新教派側に 六千の兵を派遣ッ…! もはや代理戦争です そして世界最強国である スペイン国フェリペ二世との対決が これで完全に避けられなくなる 複雑な経緯が色々絡み合った結果 ついに衝突する英国とスペイン 果たして英国に エリザベス1世に勝ち目はあるのか? ~ついにスペインとの戦争へ続く~ 🍎アカリ🍎 ご連絡はこちらブログ一覧
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Blog@arabian🤴大海賊時代~前回のあらすじ~ どいつもこいつも金がない エリザベス1世30代半ばの頃… 英国スペインとの関係悪化ッ…! いや、これにはどっちもどっちな 事情が色々ありましてん この頃、スペインが 新大陸貿易を独り占めしていた おのれスペインめ! そしていつしか誰もが こんなことを思うようになった スペインの船、襲えばいんじゃね? こうして船を襲い略奪する 海賊たちが出現するように 海賊の数はドンドン膨れ上がり 当時のドーバー海峡では 海賊船が常時400隻くらい回ってたとか 世は大海賊時代に突入したッ…! この海賊たちをなんと 英国は支援していた まさかの海賊公認国家 国家として海賊のパトロンになることで 海賊の強奪したお零れに 預かっていたという有様 信じられないことにこの時英国 国家の収入の15%が 海賊による強盗…嘘やろ? ところがどっこい、嘘じゃありません! もはや主要産業が強盗! これが英国紳士のやることかッ…!! それぐらい 犯罪者の手も借りたい程 英国は財政が困窮してましてん 金がない国は腐敗するが 自然の摂理と言いますが フェリペ二世としては 「マジふざけんな英国」 エリザベスは部下にも 海賊を抱えていました もはや形振り構っていられません 優秀ならば犯罪者であろうと取り立てる 恐ろしいほどの懐の広さとも言えます ある時、部下の海賊が スペイン艦隊から騙し討ちを受け 大損害を被ります 狙われたのは ジョン・ホーキンスという海賊 ホーキンスの海賊団は 奴隷貿易を生業としてました ところが、スペインは新大陸での 奴隷貿易を自国以外に許していなかった スペインからすると犯罪行為なわけです 『サン・フアン・デ・ウルアの戦い』 スペイン艦隊は ジョン・ホーキンス海賊団を 不意打ちで攻撃 ホーキンスたちは餓死寸前の 凄惨な状態で逃げ帰る 英国、部下が攻撃されたことに激怒 この時、ジョン・ホーキンスと 同じくエリザベス傘下の海賊 フランシス・ドレイクは スペインに復讐を誓います もう一つ事件を付け加えます フェリペ二世がジェノバの 銀行家から大金を借り それをネーデルラントに運んでる途中 英国に立ち寄った時のこと その時、なんと フェリペ二世の借りた大金を エリザベスが横領しちゃいます なにしてんねん!オイ! いやいや、これにも やんごとない理由がありましてん 当時のネーデルラントでは フェリペ二世が プロテスタントを大弾圧した上に 課税まで強要したもんだから カルヴァン派がキレて暴動 スペイン軍と絶賛内紛中でした スペインにネーデルラントを押さえられ 自勢力がネーデルラントから いなくなられたら 新教プロテスタント国である 英国としては都合が悪い 何としてもネーデルラントには 持ちこたえてもらわなければならない そんなところへ フェリペ二世がネーデルラントに 駐屯しているスペイン軍を 支援するために大金を持ってきた 「これは流石に奪っとかないと ヤバいよね…何とか支援を阻止して スペイン軍を弱体化させないと… あとお金欲しい…」 エリザベス、犯行に及ぶ フェリペ二世としては 「いい加減にしろよエリザベス」 しかし、やはり一番大きいのは プロテスタント、カトリックの 関係なわけで 結局、これによって スペインと英国の関係は どんどん悪化を辿っていきます ~英国、フランスとも仲悪くなるへ続く~ 🍎アカリ🍎 ご連絡はこちらへブログ一覧
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