🤴 可哀想に!のバーゲンセール
~前回のあらすじ~
メアリー結婚大反対反乱勃発
メアリー1世の人気が大暴落中の反面
勝手に期待を
寄せられまくってた人がいた
エリザベスである
「スペインと結ぼうとしてる
メアリー1世相当ヤベーって!
ここはプロテスタントのエリザベスを
立てて盛り上げようぜ!」
エリザベス、メチャクチャ迷惑
「マジで放っといて…
あんたらが盛り上がれば盛り上がるほど
私の身が危なくなるんだよ…」
滅茶苦茶な心労により
ストレス性の腎炎に罹る
頭と腕がひどい痛みで
身動きが取れないほどの重症
可哀想に!
そんなエリザベスをメアリーは
ロンドンに召喚しようとする
当然エリザベスは激痛で動けない
「体調不良で行けません」
⇒「お前反乱軍に加担してんだろ!」
凄い勢いで疑いをかけられます
もう四面楚歌
可哀想に!
メアリー1世、ロンドンにて
演説を行い国民を鼓舞、反乱軍を鎮圧
どうもメアリーは演説が
上手かったようで
教養の賜物でしょうか
国の内乱は事なきを得…
エリザベスへの嫌疑だけが残りました
あらぬ噂も流れます
「エリザベス怪しいな」
「絶対何かしようと画策しとったろ」
「エリザベスとワイアットが
接触してたらしいぞ」
「黒幕エリザベスちゃうん?」
メアリーの側近たちは満場一致で
エリザベスを処刑したほうがいいと提言
まあ側近たちの判断は正しいんですよね
どっちが先に殺されるか
わからない世界ですから
主君の潜在的な対抗勢力は
権力があるうちに潰して
芽を摘んでおいた方がいい
可哀想に!
というわけで
再度ロンドンに召喚されるエリザベス
「お前体調不良とか嘘やろ!
いいからロンドンに来いや!」
…ホントに体調不良なエリザベス
十日間くらいかけて
自領から55キロほどを移動し
這う這うの体で何とか
ロンドンに辿り着きます
可哀想に!
メアリーに面会求めるも
速攻でロンドン塔に幽閉、三週間くらい
何の音沙汰もない中で放置される
エリザベス不安絶頂
「今度こそ絶対殺される…」
厳しい取り調べも受け
けれども何の証拠も見つからなかった
だってホントに何も関わってないからね
可哀想に!
この時、エリザベスは
メアリーに手紙を送っている
「私に纏わる変な疑いが出たら
直接私に真偽を確認してください!」
「前にも申し上げましたけど
ホントに頼むから私の話を聞いてください!」
「誓って絶対に自分は
反乱なんて起こしません!」
メアリー、この時にはもう完全に
エリザベスが主犯だと決めつけてます
「こいつ、絶対関与してる癖に!
この期に及んで
まだ嘘ばっかつきやがって!」
実はこの頃、幾多の反対を押し切り
フェリペと結婚していたメアリー
フェリペはメアリーに助言していました
「エリザベス殺すことなくない?
止めた方が良いよ」
良妻賢母が美徳とされる
カトリック教育を受けてきた上に
フェリペが大好きなメアリー
フェリペの言葉ならば
よく聞いたものです
「じゃあ殺すのやめようかなぁ~」
と思い直し始めます
ちなみにこの二年後
スペイン王として即位するため
フェリペは本国に帰国
1年半後にロンドンに戻ったものの
わずか3か月後には
再びスペインに帰国し
以後二度とメアリーに
会うことはありませんでしたとさ
…よっぽど我慢して
付き合ってたんでしょうかね
~ブラッディなメアリーへ続く~
❤️🔥アカリ❤️🔥
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