-
次の記事
-
Blog@arabian🤴 胃が痛い~前回のあらすじ~ メアリー不満爆発 急にメアリー1世から 目の敵にされるエリザベス 次期継承権を持ってるっていっても 別に自分が勝ち取ったわけじゃないし 元々生まれつき持っていただけ それを勝手に廃止されて また勝手に戻されて 戻ったら戻ったでキレられる たまったもんじゃありません 「勝手にちょっかい出してきた トマス・シーモアのせいで 裁判に巻き込まれたり…」 「散々な目に会って懲り懲りしたから 地味にひっそりと 暮らそうとしてるのに…」 「また勝手に宮廷で 政治抗争が起こって いきなり異母姉が女王になって…」 「お姉さま、おめでと~!! …って戴冠式いったら 何故かメチャクチャ嫌われてるし…」 「メアリーお姉さま 子供の頃は私のこと あんなに可愛がってくれてたのに…」 「え?私なんかした? 何もしてないよね? なんでこんなことに?もう何なの…」 エリザベスストレス性の胃炎になる 可哀想に! 最愛の義母キャサリン・パーが亡くなって もう家族に味方は一人もいない 敵だらけの政界を生きる中で 精神戦なんて真っ平なのに 同じ父を持つ異母姉からも嫌われて しかもその異母姉は今や女王 決して逆らうこともできない 地味にして引っ込んでいても 未だに狙われる 何もしてないのに 自分ではどうしようもないことで まるで咎人扱い ただでさえ繊細なエリザベス そりゃ胃も壊しますわ 立場がある以上何かしら巻き込まれる 王族の宿命ですけどね ここで賢いのはエリザベス メアリー1世に徹底して遜る態度をとる 決して反抗しない その上 彼女はメアリーにこうも伝えていた 「もし私に纏わる悪い噂があったら それを信じる前に 必ず私に確認してください!必ず! そんな噂は絶対嘘なんで! その都度証明するんで!」 今までの経験からして そういうことが起こりえることを エリザベスは先に予見していたんですね 更にエリザベスはメアリー1世から こんなことを強要されます 「あんたプロテスタントから カトリックに改宗しなさいな」 「はい、畏まりましたお姉さま!」 エリザベス、表面上完全にカトリック教徒 を偽装して難を逃れていた 流石の処世術です しかし、メアリー1世は疑り深い 会うたびに色々突かれ こう言われ続ける 「あなた 全然カトリック信仰してないでしょ?」 エリザベスは今日も胃が痛い ~メアリー1世、結婚へ~ ❤️🔥アカリ❤️🔥 ご連絡はこちらブログ一覧
-
-
前の記事
-
Blog@arabian🤴FIRST QUEEN~前回のあらすじ~ エリザベスは静かに暮らしたい シーモア事件の後 エリザベスの異母弟でもある イングランド王エドワード六世 悪性の感冒を拗らせ僅か16歳で崩御 そして弟トマスの陰謀により シーモア家の威信は失墜 権勢の弱ったエドワード・シーモアは 政敵ジョン・ダドリーに 枢密院での権力闘争で敗れ失脚 皮肉にも弟と同じ大逆罪で 処刑されてしまいました このジョン・ダドリー イングランドのプロテスタント化を 進めてましてん 「やべぇ…次の王位継承者って メアリー女王だよな? あいつゴリゴリのカトリックやん」 「あいつが女王になったら プロテスタント派の俺 処刑されるんちゃう?」 「そんなんさせへんで! メアリーの次に継承権持ってる エリザベス!あいつプロテスタントやん! 擁立したろ!」 「…あれぇ? なんやエリザベスってあんな地味なん? ちょっと地味過ぎるって!ないわぁ~…」 「誰か他にプロテスタントで 継承権持ってる奴おらんかんかなぁ… え?ヘンリー八世の妹の孫の ジェーン・グレイ?」 「う~ん…まぁちょっと遠いけど 大丈夫やろ!よし!ジェーン連れてきて 息子と結婚させて メアリーより先に即位させるで!」 「どうせメアリー何も言ってこんやろ! そもそもあんな病み属性に 誰も味方せんやろて!」 ジェーン・グレイ戴冠ッ…!! しかしジョン・ダドリーは 宮廷の空気を全然読めてなかった 確かにメアリーはカトリック教徒で そのカトリックは、ヘンリー八世が ローマ教会の土地や財産引っぺがして イングランドの実力者たちに 分け与えてたせいで 一度イングランドでの 権力を失っている この状態でカトリックに戻るというのは 色んな人にとって都合が良くはない 「いやでも 流石に先々代の王の妹の孫って おかしいだろ!遠すぎるわ! どう考えても継承権的に 次はメアリー女王だろ!」 皆がメアリーに同乗して加勢した結果 メアリーの下に一万五千の軍隊集結 メアリー、武装蜂起す! そして完全勝利! ジョン・ダドリーを処刑し 自身がイングランド女王であることを宣言!!! ここにイングランド史上初の女王 「メアリー1世」爆誕ッ…!!!! ジェーン・グレイが 女王の冠を頂いていたのは 僅か九日間だけだった ジェーンはぶっちゃけ ただ権力抗争に 巻き込まれただけの女性なんで メアリー1世はジェーングレイを 罰するつもりはなかったそうです …この翌年にジェーンの父親が不満を 唱えて反乱を起こしたりしなければ… 反乱は普通に鎮圧 ジェーン・グレイ 煽りを喰らって父と共に処刑される… 何でこんなことに… 先に夫であるギルフォードが処刑され ジェーン・グレイは その遺体を見せつけられ その名を泣きながら叫んだという… いよいよジェーン・グレイが 処刑される時 彼女は最後の言葉を遺した 「私は無実の手を洗う」 …そして彼女は 僅か16年の生涯を終えた… まさに悲劇の女性、ジェーン・グレイ その悲壮は 「レディ・ジェーン・グレイの処刑」 という絵画としても残っています⇩ ~エリザベス メアリー1世に嫌われるへ続く~ ❤️🔥アカリ❤️🔥 ご連絡はこちらブログ一覧
-