🤴 結婚反対!
~前回のあらすじ~
妻ガチャ大当たり
イングランドがついに
キャサリン・パーという聖母
を得たのも束の間
エリザベス13歳くらいの頃
ついにヤツが死んでしまいます
ヘンリー八世、没すッ…!
暴飲暴食からの骨髄炎・糖尿病を患い
ウエストが135㎝もある肥満体で
晩年は車椅子生活であった
そんな離婚王ヘンリー八世からの遺言
「エドワード六世はまだ幼いから
成人するまでは枢密院(内閣)の
全員で協力して
誰か一人が権力握ることのないように!
しっかりとエドワードを補佐してね!」
そしてヘンリー八世没後の間もなく
エドワード六世の叔父
(ジェーン・シーモアの兄)
エドワード・シーモアが枢密院を制し
エドワード六世の摂政として
最高権力を握り、政治を牛耳ります
言わんこっちゃない!
いや、言っても無駄だった!
一方でキャサリン・パー
ヘンリー八世が亡くなり、その息子
エドワード六世の戴冠式が終わると…
静かに宮廷を去っていきました
そして四ヶ月後…
かつての恋人トマス・シーモア
(エドワード・シーモアの弟)と
密かに結婚ッ…!
ヘンリー八世に半ば
無理やり嫁がされても
心はトマス・シーモアに
あったのかもしれませんね
アイツから逃げるのは不可能でしたしね
しかし当然この結婚は
すぐに周知のものになります
エドワード6世とメアリーは
激しく反対!議会もこの結婚を激しく非難!
困ったキャサリンは
メアリーに手紙を書いて
仲介をお願いすることに…
しかし激怒したメアリーは
キャサリンに対する支援を拒否!
事実上の絶縁を突きつけ…
妹のエリザベスにもキャサリンとの
絶縁を強要しようとしました
このアマッ…!それが大恩ある
義母に対する仕打ちかッ…!!
キャサリンとトマスの結婚を
最も問題視していたのは
エドワード6世の摂政
エドワード・シーモアでした
なにせキャサリン・パーは
エドワード6世の義母&
地位的には王太后…
エドワード・シーモアも
エドワード6世の叔父ですが
王太后と結婚した弟トマスは
『国王の叔父』⇒『国王の義理の父』
へランクアップ
今まさに最も自分の地位を
脅かす存在となってしまっています
何としてでも弟の権勢を
阻止したいエドワード
実際、キャサリンとエドワードが宮廷で
激しく口論した記録も残っています
エドワードの妻
アン・スタンホープも口論に加勢
「キャサリンには王家伝来の宝石を
身に着ける資格なんてないわ!」
…最終的にはエドワード側の主張が通り
キャサリンは実質的に
王太后の地位を失い
トマスとエドワードの
兄弟仲は悪化しました
そんな中、我らがエリザベスは
どうなったかというと
キャサリンとトマスの元に
引き取られることになりました
大好きなお母さまと宮廷を出て
一緒に暮らせるようになったエリザベス
これはひょっとしたら
彼女の生涯において
束の間ではありますが
一番幸せな期間だったのかもしれません
そしてしばらく平穏な日々が続き…
キャサリン、35歳にして
トマスの子を妊娠!
過去3度の結婚で妊娠のなかった彼女は
驚くと同時にとても喜んだそうです
ところが、そんな幸せ絶頂の彼女に
とんでもない事態が降りかかるッ…!!
~シーモア家の暮らしへ続く~
❤️🔥アカリ❤️🔥
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