🤴聖母来る
〜前回のあらすじ〜
浮気ダメ絶対
そしてついに最後の王妃!
キャサリン・パー!
何回キャサリン出てくるねん!
実は彼女の実家は遡れば
英国王家に連なる英国北部の有力者
キャサリン・パーの母モード・グリーンは
ヘンリー八世の最初の妃
キャサリン・オブ・アラゴンと親しく
キャサリン・パーは王妃の娘である
メアリー王女とも仲が良かったそうです
キャサリン・パーの名前も
英国王妃キャサリン・オブ・アラゴンの
名にちなんで付けられたそうな
…まさか自分が
その最後の王妃になるなんて
思いもしなかったでしょうが…
キャサリンで始まりキャサリンで終わる
ヘンリー八世はやはり
ロケット鉛筆だなと思いましたよ
このキャサリン・パー
かなり高等な教育を受けていて
英語は勿論、フランス語
ラテン語・イタリア語を操る才女
離婚歴といっても、キャサリン・パーは
二回とも夫と死別してるんです
可哀想に!
その後キャサリン・パー
母が王妃と友達だった縁からか
これまた王妃だったジェーン・シーモアの
兄トマス・シーモアと恋に落ちます
…しかし、ここで『ヤツ』が動いた…
キャサリン・ハワード処刑から一年半後…
ヘンリー八世は
若い初婚の女性を探していた
ところが、結果的に二度の離婚歴がある
キャサリン・パーをロック・オンッ…!!
「トマスは邪魔だからブリュッセルに異動な!
そしてキャサリンは俺と結婚するのだ!」
クソ迷惑にも程があります!
だがしかし!どれだけクズでも
王様の言うことは絶対ッ…!
それに、あのヘンリー八世の結婚を
断ったりしたら何されるか
わかったもんじゃありません
キャサリン・パー
愛する人を守るためにも
仕方なくヘンリー八世と結婚ッ…!!
このキャサリン・パー
実際とてつもなく立派な女性です
元々のマルチリンガルに加えて
結婚後はスペイン語まで身に着けます
実務能力にも長け
ヘンリー八世の留守中には
摂政として完璧に財務をこなしました
就活しても婚活しても
全てを瞬殺するポテンシャルッ…!!
教養だけでなく本当に賢かった彼女は
宮廷争い等にも
上手く距離をとっていました
誰にも取り入らせず、誰にも取り入らず
中庸を保ち続け
権力欲とも無縁の人でした
そんな彼女のモットーは
『出来るだけ人の役に立つ』
だったそうです
美人ではなかったが
とても表情豊かで活き活きとして
優しくて親切 優雅で教養のある女性
だったと遺されてます
あのヘンリー八世をしても
キャサリン・パーは良き妻として
相当な信頼を寄せていたくらいですから
アン・ブーリンとは違ったベクトルの
パーフェクトウーマンですね
今までの結婚地獄が噓のような円満さ
加えて、誰とでも仲良くできる性格だった
キャサリン・パー
血が繋がってない
ヘンリー八世の子供たちにも
実子のように愛情を注いで育てます
子供たちもキャサリン・パーを
とても慕ってました
ちなみにキャサリンの結婚式の時
メアリー28歳、エリザベス9歳
エドワード5歳
キャサリン・パーは彼女らに
最適な環境を整えてあげたり
三人の子供たちが
一緒になる機会を多く設けてあげたり
子供たちに父からの愛情も与えるために
ヘンリー八世に
色んなメッセージを送らせたり
色々と間を取り持ってあげてました
その尽力は止まることを知らず…
ついには…
ヘンリー八世を説得して
エリザベスとメアリーの
王位継承権を回復させるまでに至るッ…!
この人がいなかったらイングランドの
エリザベス一世紀はなかったわけです
そんなエリザベスは
特にキャサリン・パーのことが大好きで
『大好きなお母さまへ』と
題した手紙が残ってたりします
~ヘンリー八世、崩御へ続く~
❤️🔥アカリ❤️🔥
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