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Blog@arabian🤴炸裂、紳士玉~前回のあらすじ~ 手紙がキモい 一方、正妻の キャサリン・オブ・アラゴンはというと 40歳を過ぎ、死産と流産を 繰り返しているような状態 そしてなんだかんだアン・ブーリンを 妊娠させてしまったヘンリー八世 「急いで離婚して急いでアンと結婚や! アンの子供が男やったら、結婚しとかな 正式な王位継承権得られんやん! 今度はちゃんと離婚のロジック作るで! 論破王に俺はなる! そういや旧約聖書のレビ記に 丁度いいのがあったな! 『あなたの兄弟の妻を犯してはならない、 それはあなたの妻を辱めることになる』 これや!これでイケる! おい教皇クレメンス七世さんよ! 元々キャサリン・オブ・アラゴンは 兄アーサーの妻! 教皇に認めてもらって結婚したけど 聖書にダメって書いてあるやん! こんな結婚無効にしてクレメンス!」 一方その頃、教皇庁 宗教改革でルターが大暴れ中だわ 神聖ローマ帝国とフランスの戦争に 巻き込まれるわ なんだかんだのゴタゴタにより 時の教皇クレメンス七世は 完全に神聖ローマ帝国 カール五世の支配下にあった そして、ヘンリー八世には 運の悪いことに カール五世とキャサリン・オブ・アラゴン は同じハプスブルク家の親戚 カール五世にとってキャサリン は最愛の叔母であった 「叔母が離婚を望んでいるわけがない! ヘンリーあの野郎! おいクレメンス! 絶対離婚なんか認めるんじゃねーぞ!」 「任してクレメンス! ヘンリー王、離婚は許さないアルよ!」 またも離婚を断られ 万事休すのヘンリー八世 「なんでやねん!そもそもなんで 教皇の言うこと聞かなあかんねん! 巷ではめちゃめちゃ 宗教改革進んでるやんけ! こうなったらうちも教皇の支配から 脱して王権を強めるねや! 乗るしかない! この絶対王政のビッグウェーブに!」 それにはとにもかくにも 議会の協力が必要なイングランド そこでヘンリー八世が目を付けたのが 議会の下院である庶民院 ここに属している ジェントリと呼ばれる人々は 謂わば庶民以上貴族未満 土地も金もあるのに 教皇の支配構造のせいで権威がなかった 当然、ジェントリたちは ローマ教皇の支配から逃れたい 「レディース&ジェントルメン! 一緒にこの支配構造ぶっ壊そうぜ! どうせ上院の貴族院貴族どもは 反対するやろけど 数ではこっちの方が上や! これからは俺が教会の首長になる! カトリック教会なんか抜けて 新しい教会を作るんや! オラにジェントリを分けてくれぇ! これが国の総意や! くらえクレメンス七世!」 ドゴォッ…!! 「英国国教会」爆誕ッ…!! ~ヘンリー八世最強への道へ続く~ ❤️🔥アカリ❤️🔥 ご連絡はこちらブログ一覧
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Blog@arabian🤴大きなイボ~前回のあらすじ~ アン・ブーリン完全体、現る 実はアン・ブーリンには メアリー・ブーリンという姉がおり いち早く王妃キャサリンの侍女として 仕えていたのですが 大変な美人だったため ヘンリー八世に目を付けられ アン・ブーリンが帰国した際には ヘンリー八世の愛人となっていました しかし間もなく その美貌に飽きたヘンリー八世に お払い箱にされてしまいます 目の前で姉が捨てられるのを 見ていたアン・ブーリン 自分も同じように捨てられるのだけは 嫌だと強く思います メアリー・ブーリンは上述の通り アン・ブーリンよりも だいぶ美人だったらしいんですがね そこはマルガレーテや 王妃クロードの下で 長年過ごしてきたアン・ブーリン 美醜を補って余りある なんともいえない高貴なオーラを 身に纏っていたいたらしいです ちなみにアン・ブーリンの 容姿については色んなところで 可哀想なくらいボロクソ書かれてるよ! 例えば外交官が アン・ブーリンを見た時の手紙の内容 『背が高く、髪が黒く、面長な顔は 黄疸を養ったことがあるくらい浅黒い 上唇の下から一本の歯が出っ張り 左手の小指の隣には もう一本指が生えている 顎の下には大きいイボがあり 醜いイボを隠すために 首を覆う高い襟の服を着ている』 どこがナタリー・ポートマンじゃい! (「ブーリン家の姉妹」って映画化してるよ!) いやそこまで言う? 一時期権勢を誇っていたからかな? でも彼女はイボを隠すために リボンだの色んなファッションを していたらしいです そしたら逆にそれが 「フランス帰りの貴婦人が 見たこともないファッションしてる!」 …英国宮廷で大流行 アン・ブーリンのスペック畏るべしッ…! そんなアン・ブーリンが19歳の頃 ヘンリー八世は35歳 メアリー・ブーリンを捨てて すっかりアン・ブーリンに夢中でした 実はメアリー・ブーリンは国王の子 「ヘンリー」を産んだにも関わらず 認知しなかったという説もあります 待望していた男児を私生児にした理由は アンとの結婚を画策している最中 メアリーに子供を産ませたことを 公にしたくなかったから そのメアリーが産んだヘンリーは エリザベス一世の代になって ハンスドン卿として高位についたとか 諸説ありなので本当にヘンリーが いたのかどうかはわかりませんが ヘンリー八世がどれだけアン・ブーリンに ぞっこんだったのかが伺えますね 〜香ばしい手紙へ続く~ ❤️🔥アカリ❤️🔥 ご連絡はこちらブログ一覧
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