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Blog@arabian🤴お手紙が届きました~前回のあらすじ~ メアリー・ブーリン可哀想に! いよいよクズの片鱗が 見えてきたヘンリー八世 この頃、アン・ブーリンに 手紙を書いて送ってます これがね、16歳下の小娘に 王様が書いた手紙とは思えぬ なんともいえぬ香ばしさを 醸し出しております 『これからも あなたの最も忠実な下僕である私に 心と体を捧げてくださるのであれば 私もあなたに 私の全てを捧げるだけではなく あなた以外に対する女性に対する 愛情を捨てて あなただけに仕えます 日々 特に夜など あなたの腕に抱かれたらと願うあまり 頭が痛みます まもなくあなたのかわいいアヒルちゃん に接吻できることでしょうね あなたの物になった者の手で 書かれた手紙です 王ヘンリーより』 アヒルちゃんってのは隠語で おっぱいのことっぽいです いやね、手紙なんて誰が どう書こうと勝手じゃないですか それをね、こんな手紙の中身をね 500年後に世界中にバラされるなんて ヘンリー八世可哀想に! 一応フォローするならば この時代ではこんな表現が流行 というかデフォだったみたいです ヘンリー八世も教養に長けていたので 修辞法などを用いて こんな持って回った オシャンティな表現をしていたようで お賢い故に、こういう表現法で 女性を振り向かせることが 好きだったんでしょう しかし、そこは稀代の女傑アン・ブーリン 「私と寝たいのなら 私を妻にしてくれないと絶対に嫌」 と強気に突っぱねます 姉メアリー・ブーリンのことが ありますからね どんだけヘンリーに求められても 結婚するまで絶対にNOを 貫いていたようで 「私のアヒルちゃんは渡さないわ!」 …そんな態度でこられると 益々夢中になってしまうヘンリー八世 もはやブレーキの壊れた暴走機関車 脱線して事故るまで止まりません ~もっかい離婚に挑戦や!へ続く~ ❤️🔥アカリ❤️🔥 ご連絡はこちらブログ一覧
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Blog@arabian🤴パーフェクトブーリン~前回のあらすじ~ マジで女王だけは勘弁 前回述べた様々な理由から ヘンリー八世は どうしても男児が欲しかった それには離婚して、新たに若い王妃を 迎える必要があったんです キリスト教において結婚とは 教会が与える神の恵み 故に離婚は教会に対する反抗であり 当時の宗教観から あり得ない行為でしたが ヘンリー八世は かなりお気楽に軽く考えてました 「俺ってばローマ教皇とも仲良いし!」 「産まれてからずっとカトリック守護者 として色々貢献してきたつもりやし!」 「過去に離婚認められた 例もあったしな!なんとかなるやろ!」 結果、全く認めてもらえませんでした 考えてみりゃ当たり前です 腐敗したキリスト教会にルターが 文句を言いまくったことをきっかけに 派閥ができ 国々がカトリック派と プロテスタント派に分かれて大荒れ 巷では破竹の勢いで 宗教改革が進んでいる そんな渦中でローマ教皇が イングランド国王の離婚なんて 認めてやるわけがないだろうがッ…! 目論見外れて 離婚できず終いのヘンリー八世 ところが今度は 王妃キャサリンの侍女を見染めて 再婚しようとします 「アン・ブーリン」 …後のエリザベス女王のお母さんです 11歳の時にネーデルラントの マルガレーテの宮殿に侍女修行に出され 当時ヨーロッパで共通言語に等しかった フランス語の習得から始まり ダンス、歌、楽器、雅な立ち振る舞い 会話術、演技、狩猟に至るまで 厳しい学校の中で色々なことを 片っ端から勉強吸収しまくりました その後、フランス王妃クロードの宮廷に移り 当時のヨーロッパ最先端の フランス式お洒落作法を身に着け アルティメット状態でイングランドへ帰国 王妃キャサリンの侍女として 出仕することになったアン・ブーリン 必然、英国宮廷内でも文化水準が 飛び抜けて高く注目の的 ~ブーリン姉メアリーの悲劇へ続く~ ❤️🔥アカリ❤️🔥 ご連絡はこちらブログ一覧
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