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Blog@arabian🤴女王の道は修羅の道~前回のあらすじ~ 長男が死んだら 次男に嫁がせればいいじゃない ヘンリー七世、強国スペインから 王女キャサリンを迎え入れ 長男アーサーと結婚させるも アーサー早世 今度は次男ヘンリーとキャサリンを スライド結婚させ ヘンリー八世の時代来る このヘンリー八世 敬虔なカトリックとして育てられ 若い頃はかなりのイケメン 音楽の才能に長け楽曲や詩を多数残し 背丈は190㎝近くあり 武芸にも秀でたという しかしこの後の数々の逸話を 聞けば聞くほど満場一致で クズ判定されること請け合い まずヘンリー八世 キャサリンと離婚しようとします なんやそれ!…と言いたいとこですが これはヘンリー八世なりに国の行く末を 考えてのことでもありますねん キャサリンとの間にはメアリー王女を 授かりますが、男児に恵まれず そうこうしてるうちに キャサリンもはや40台 当時の医療観点からしても 男児を望むのは難しい イングランドでは 女王が認められているため このままではメアリーが 女王になってしまいます しかし、そうはいっても女性を 王様にするとまだまだ 風当たりが強い時代 せっかく父ヘンリー七世が 必死に纏め上げた今のイングランドも 自分の次の時代に女王が誕生して 王権が揺らいでしまったら 元の木阿弥です 女王の不安はそれだけではありません 女王である以上 基本的に結婚しなければならないわけで しかし結婚するとそこは女性として 国王より三歩後ろに 下がらなきゃいけない 結果、結婚相手の国に 引っ張られる形になってしまう それに、もし親戚から 男王を神輿に担いだ 反乱軍が出てきたりしたら どうしても皆 男王を選び勝ちになってしまう そんなこんなで女王というのは 色々と危ういのです こういった数多の不安の種を ヘンリー八世は 後世に残したくなかったわけです それにしても こんだけめちゃくちゃ頑張って 男を後継者にしようとしたのに イングランドの礎を築いたのは 女王エリザベスだった 女王がイングランドを 強くしたというのは なんとも皮肉極まることですが 歴史においては 個人が常識を超えることもあるってこと! 超人って稀に本当に 存在するもんなんですね ~まあでもなんとか 円満離婚できるっしょ!に続く~ ❤️🔥アカリ❤️🔥 ご連絡はこちらブログ一覧
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Blog@arabian🤴中国人てまだ一人も死んだことないんだよこないだまで リチャード三世の話をしていたもので 果たしてその後の イングランド王家はどうなったのか 調べ出したらキリがなくなったアカリ ヘンリー八世のクズっぷりと エリザベス一世の苦労っぷりに すっかり心打たれてしまいました 【 世界アカリ話 ~テューダー朝の全て~ 】 時は16世紀、世は絶対王政の時代 この頃のヨーロッパは宗教改革だの 色々な理由でローマ教皇の力が弱まり 代わりに王様の力が強まってきていた 教皇の支配から脱し 新しい権力を持った主権国家の中で 特に中央集権化に成功した二大強国 スペインとフランス 更に国々は争い合い もうバッチバチの戦国時代 そんな中で、イングランドは まだまだ辺境の小さな国 強きに巻き込まれながらも どっちかについて離れてを繰り返して 生き残っていかなきゃならない 立場だった リチャード三世を倒して王位に就いた ヘンリー・テューダーことヘンリー七世 イングランドで30年間続いていた ランカスター家とヨーク家の王位争い 「薔薇戦争」を終わらせたわけですが 実はこの王朝 たった五人の120年くらいの短命 祖父ヘンリー七世、父ヘンリー八世 弟エドワード六世と 姉メアリー一世をちょろっと挟んで エリザベス一世で終わりです なれどここからイングランドが 超勃興していくんで テューダー朝は英国の歴史において 凄く重要視されてますね さてテューダー朝になったはいいものの 相変わらず強国の間で板挟みイングランド おまけにペストのせいで めちゃくちゃ人口減ってます 二大強国であるフランスで1,500万人 スペインは最強国なれど800万人 今の東京都より少ない! イングランドに至っては ウェールズ含めても300万人程度… ちなみにこの頃 江戸時代初期くらいの日本1,200万人! 実は日本ってヨーロッパにいたら 普通に大国だったんですね 産業革命前の当時は 国力=人口くらい直結してたんで 我が国もなかなかに強かったのだなぁと ちなみに中国は6,000万人いましたね 仕方ないね ~ヘンリー七世の憂鬱へ続く~ 💘アカリ💘 ご連絡はこちらブログ一覧
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