️📝 進撃の超人
~前回のあらすじ~
禿げてまで戦って裏切られたこの恨み
…とまぁ、前回までのお話のような
因縁があり、ヘラクレス
はれてトロイアへ復讐の進軍開始ッ…!!
しかし、予め戦いに備えていた
ラオメドン率いるトロイア軍は
大船団をもって
ヘラクレスの船団に対して
急襲を仕掛けていった!
この海戦において、ヘラクレス軍も
多大な損害を被ることになるが
ヘラクレス達はその後も
ひるむことなく進軍を続けていき…
ついにトロイアの都を包囲し
サラミス王テラモンが
先陣切って城壁を突破!
その後、競うかのように
城壁を破って市中へと入っていった
ヘラクレスによって
トロイア完全陥落ッ…!!
ラオメドン
「命だけはお助けを!」
ヘラクレス
「この期に及んでか…
娘を代わりに差し出すなら考えてやる」
ラメオドン
「どーぞどーぞ!」
ヘラクレス
「やっぱりくたばれ!」
ラメオドン
「( 'ω')ギャァァァァァァ」
こうしてラメオドンは射殺され
代わりにヘシオネは助けられましたとさ
「よし!次はエリスを攻めるぞ!
アウゲイアスの野郎に
牛の借りを返してやる!」
きっちり牛小屋掃除の時の件を
根に持っていたヘラクレス
ペロポネソス半島の中央部にあたる
アルカディアの地で軍勢を集めると
かつて自分のことを欺いて約束を破り
この地から追放したアウゲイアス王への
報復のためにエリスへと進軍ッ…!
対してアウゲイアス側は
エリスの将として
ポセイドンの子でありながら
腰から下はひとつの身体という
双子の兄弟エウリュトスと
クテアトス(モリオネ)を将に任じた
その後、行軍の途上において
病を患うことになったヘラクレス
「ああ…なんかダルい…
ちょっとエリスに休戦申し入れてきて…」
エリス軍、一度はそれを受け入れるが
ヘラクレスが
病気であることを知るや否や…
「これは勝利の絶好の機会じゃぞい!
行けッ!モリオネ!」
休戦の約束を破って攻め寄せてきた
エウリュトスとクテアトスの
勢い凄まじく
この時ヘラクレス軍の多数が死傷せ
ヘラクレスの異父兄弟イピクレスも
このときの傷がもとで死んでしまい…
ヘラクレス軍は後退を
余儀なくされることに…
そしてしばらくして
病が癒えたヘラクレスは怒り心頭
「あいつら…よくもイピクレスを!
俺の兄弟を!許さんぞ!」
「こっちが後退したのをいいことに
呑気に祭りに行く道中か…
後の祭りにしてやる!」
ヘラクレス、ポセイドンを祀る
イストミア大祭へと
先回りして待ち伏せ!
「喰らえ!ヒュドラニドラアサシン!」
赴いていたエウリュトスとクテアトスの
意識の外から必殺の矢を放ち
イピクレスの仇を討ち果たす!
ヘラクレス軍
将を失って混乱に陥ったエリス軍を
そのまま打ち破りエリス市内へと進軍…
程なくしてエリス陥落ッ…!
その後ヘラクレスは
かつて自らの立場をかえりみずに
真実の証言をし
自分を助けようとしてくれた
元エリス王子
ピュレウスのことを呼び寄せ
新たなエリス王として迎え入れたッ…!
「借りは返したぜピュレウス!
牛小屋はちゃんと掃除するんだぞ!」
この時、ヘラクレスは、エリス攻略記念に
この地にオリュンポス12神を祀る
6つの祭壇を築いていた
その祭壇の近くで神々と英霊に対して
捧げられる運動競技を
行っていくことになったのが
以後、この競技会は
4年に1度開催されるようになり
古代ギリシアにおけるオリンピア祭
そして、古代オリンピックの
起源となったとか
尚、後世の古代オリンピックでは
ヘラクレスの末裔と信じられた
テオゲネスが華々しい結果を残している
記録に残っているだけでも
ボクシングなどの種目で1,300戦全勝し
古代オリンピックだけではなく
あらゆる競技会で優勝を繰り返し
生涯無敗であったそうな…
ちなみにこのテオゲネス
神話上の存在ではなく
実在した人物である…ホンマカイナ…
ヘラクレスがエリスを征服して
ティリュンスに帰還すると
エウリュステウスはもう半狂乱
「出て行け!アルゴスから出て行け!
もう俺に用事はないだろう!
二度と俺に近付くんじゃあないぞ!」
ヘラクレスが大王の位を狙っていると
難癖を付け、アルゴスから追放!
相変わらずで何より!
さらに、その後ピュロスやテゲアといった
ペロポネソス半島にあった
有力な都市国家を次々に
制圧していくことによって
ついにヘラクレスはエーゲ海の沿岸と
ペロポネソス半島を中心とする
ギリシア全土の大部分の領域を
支配するギリシア世界の盟主として
君臨していくことになるのだった
🍎アカリ🍎
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