️️📝ケリュネイアの鹿
~前回のあらすじ~
水蛇退治
頑張ったのにノーカンにされた
水蛇ヒュドラを討ち取るも
難癖を付けられノーカンにさせられ
結果こなさなければならない
試練が増えてしまったヘラクレス
とはいえ、困ったのは試練を立案する
エウリュステウスの部下達…
「ネメアの獅子もレルネのヒュドラも
退治するような怪物に
これ以上の試練をって…」
「さすがにもう
手詰まりじゃないですかね…」
「おい!お前らいつまで待たせんだ!
真面目に考えてんじゃねーよ!
絶対達成できないような
無理難題でいいんだよ!」
「えええ…?…わかりました…
ホントに絶対無理な
出鱈目でもいいんですね…」
長い長い部下達の思案の末…
甕の中のエウリュステウスから
第三の試練!
『ケリュネイアの鹿を生け捕りにせよ』
「大魔女キルケ姉さんの!
明日使える魔女知識!
今回はケリュネイアの鹿ね♪」
「この鹿は、狩猟の女神アルテミスが
アカイア地方のリュカイオン山中で
草を食っているのを見つけ
自ら捕まえた鹿よ」
「黄金の角と青銅のひづめを持つ
5頭の巨大な牡鹿で
『矢よりも素早く動くことのできる』
ことができたそうよ」
「…時速200km以上ね!
でもアルテミスはその俊足をもって
4頭を捕まえて自分の戦車に繋いだわ」
「こうして4頭の鹿は、月の女神
アルテミスの聖獣となったんだけど…
まだ捕まってないのが
1頭残ってるでしょ?」
「今回ヘラクレスが
生け捕りを命じられた鹿は
5頭の鹿の中でも特に素早い個体…」
「余りの速さにアルテミスでも
捕まえることができなかった…
世界最速の鹿よ!」
「それを生け捕りにしろ!とかw
まさしく無理難題!
今までの化物退治を超える
最難関の試練かもね♪」
「いいか!人手を借りるとか
少しでも不正が見つかったら
クリアと見做さないからな!」
「その鹿は捕まえたら
女神アルテミスに献上するからな!
決して傷つけずに
生け捕りにするんだぞ!」
「…どうかヘラクレスが
鹿を殺してしまって女神アルテミスの
怒りを買いますように…!」
「鹿は女神ヘラ様が
『ヘラクレスを試すためなら』
って協力してくれて
ケリュネイアの山中に
放されてあっから!」
「わかったらとっとと行ってこいや!」
ヘラクレス、ケリュネイア山中へ
鹿を探しに出発ッ…!
山中を散策していると
鹿は割とあっさり見つかった…が!
次の瞬間!
鹿は矢を超えるスピードで逃げ出した!
「なんてスピードだ!とにかく
足を射って動きを止めないと…」
「あ!傷つけちゃダメなんだった!
ふざけやがって!」
ヘラクレス、とにかく
鹿を見失わないように
全速力で追いかける!
追いかける!
追いかけるッ…!
ギリシャ⇒トラキア
⇒イストリア⇒ヒュペルボレイオス
と通過しながら
ケリュネイアの鹿を追い続けた!
…やがて1年の月日が流れた…
流石のケリュネイアの鹿も疲労困憊
とうとうラドン川の水を飲むために
その脚を止めた!
「この時を待ってたぜ!
喰らえ!ヒュドラポイズンアロー!」
必殺の猛毒弓矢で
鹿の脚を射捕らえたヘラクレスッ…!
毒で身動きが取れなくなった
ケリュネイア鹿に近付き…
ついにこれを捕獲ッ…!!
「ハァ…ハァ…
捕ったどおおおお!
…あれ?なんか忘れてるような…」
「あ!しまった!
傷付けちゃいけないんだった!
疲れ過ぎて忘れてたッ…!」
まんまとエウリュステウスの
企みに嵌ったヘラクレス…
もしこれがアルテミスに見つかれば
女神の怒りを買うこと必至!
兎にも角にも家路を急ぐヘラクレス…
そんな彼の元へ、最悪の偶然が訪れた!
あろうことか一番出くわしたくない
当の女神アルテミスに、山中で遭遇!
「あなた…その鹿は私の聖獣よね…
まさか射殺したの…?
…命が惜しくないようね…」
鹿が殺されていると思い込み
激怒するアルテミス!
「違うんです!
これはあなたの双子の兄である
太陽神アポロンに命じられた
苦行の一環でして!」
「俺だって狩りたくて
狩ったわけじゃないんです!
いや!狩ったっていうか捕らえただけで!」
「そもそもこの鹿は生け捕りにして
あなたに捧げるつもりだったんです!
ほら!毒で弱ってるだけで
まだ生きているでしょう!?」
事の経緯を説明し
鹿は絶対に生きてアルテミスに
返すことを約束するヘラクレス!
「ふ~ん…そういうことだったのね…
あなたも苦労するわね…」
「それにしても、人間がその鹿を
捕らえることができるなんてね…」
「いいわ!あなたのその出鱈目な
フィジカルに免じて許してあげる!
強い男は好きだからね!」
「ただし!鹿は必ず私に返すのよ!」
ヘラクレスの誠心誠意の
言葉と筋肉により
女神アルテミスの怒り…静まるッ…!
急いでミケーネへ戻り
鹿を手当てしたヘラクレス!
「少量の毒しか塗ってなくて良かった!
当たった場所も急所じゃないし…」
ケリュネイアの鹿の回復力は凄まじく…
ヒュドラの毒をも徐々に分解し…
数日の看病の末…完全復活!!
「さすが女神の聖獣…
伊達に俺が1年追い回して
捕まえられなかっただけあるぜ…」
その後、鹿は無事に
アルテミスに捧げられ
他の4頭と共に女神アルテミスの
戦車を牽くこととなったとさ
~次回、ヘラクレス第4の試練~
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