️📝レルネのヒュドラ
~前回のあらすじ~
王様は甕の中
ネメアの獅子を討ち取り
見事に最初の試練を
クリアしたヘラクレスに
甕の中のエウリュステウスから
第二の試練!
『レルネ沼に住む水蛇を退治せよ』
「大魔女キルケ姉さんの!
明日使える魔女知識!
今回はヒュドラね♪」
「ヒュドラは邪神エキドナが
大魔獣テュポンと
交わって生んだ怪物なの」
「レルネ沼に住む水蛇ヒュドラは
触れたもの全てを死に至らしめる
世界最強の猛毒を有していたわ」
「その強力な毒を口から
霧状に液状に吐き出してくるもんだから
恐ろしいわよね」
「しかも彼は頭が9頭もあって
切り落とすと更に新しい
2つの頭が生えてくるって心折設計w」
「8頭は無限の再生力を持つ上に
中央の1頭は不死だったらしいわ…」
「ネメアの獅子も大概だったけど
今回もホントに出鱈目が過ぎるわよね♪」
ヘラクレス
レルネ沼にて水蛇ヒュドラと対峙ッ…!
ヒュドラはその9頭の口から
次々と猛毒を吐き散らかした!
ヘラクレスはヒュドラの吐く
毒気にやられないよう
口と鼻を布で覆いながら戦闘!
この頃からマスクは必需品だった!
強靭無敵のヘラクレスは
ヒュドラの攻撃に怯むこともなく
鉄の鎌でヒュドラの
首を切り落としていった!
すると、切断面から
更に2つの首が生えてきた!
これにはヘラクレスもドン引き!
「嘘だろ!?これじゃ収集が付かないぞ!
鎌なんぞではダメだ!」
ヘラクレス、今度は手にした剣で
ヒュドラの首を切り落とした!
…首は同じように
倍になって再生してくる!
「クソッ!鍛冶神ヘパイストスが
鍛えたといっても所詮は剣か!
こんな時はやはり
超物理攻撃で殴るしかない!」
…そこにヘラクレスの甥っ子
イオラオスが駆けつけてきた!
「叔父さん!脳筋が過ぎます!
こうなったら僕が
こいつの再生を防ぎます!」
ヘラクレスがヒュドラの頭を
棍棒で叩き潰す!
甥っ子イオラオスがその切り口を
片っ端から松明で焼き焦がす!
クール&ポコな連係プレーにより
再生を封じられた
ヒュドラの首は次々潰れ…
あっという間に8つの頭を撃破!!
「最後の1頭だ!頼むぞイオラオス!」
渾身の一撃で叩き潰すヘラクレス!
すかさず松明を押し当てるイオラオス!
…しかし!
最後の1頭は不死の頭だった!
炎は通じず
ヒュドラの頭は元通りに再生していく!
「おい!こんなのどうすりゃいいんだ!」
「…死なないというなら
…封じ込めてしまえばどうでしょう!?」
「その手があったか!
よし!孫悟空の気持ちを思い知れ!」
お釈迦様の怒りとばかりに
大岩を持ち上げるヘラクレス!
「2度と出られないように
塞ぎ潰してやる!」
ヒュドラの頭に全力で大岩を叩き落す!
ヒュドラの頭は大地の中に叩き込まれ
大岩はそのまま地面を抉り
大穴に蓋をしたような形となった
ヘラクレス、水蛇ヒュドラを完封ッ…!
「おお、ヒュドラよ!
死んでしまうとは情けない!」
女神ヘラはヒュドラを憐れみ
うみへび座としたそうな
…実はこの戦いを、陰から
こっそり見守っていた一匹の蟹がいた…
ヒュドラと同じレルネ沼に住む
化け蟹カルキノスである
「ヒュドラと戦うヘラクレスの様子を
その目で一部始終見て
私に事後報告なさい」
…女神ヘラにそう言い付けられていた
カルキノスであったが
ご近所さんであるヒュドラが
コテンパンにやられている様を見て
いてもたってもいられず…
「この脳筋獅子頭め!
水蛇ヒュドラの盟友
化け蟹カルキノス様が相手だ!
かかってこい!」
勇猛果敢に飛び出し
ヘラクレスに挑みかかったカルキノス!
…ヘラクレスに
存在を気づかれすらしないまま
いつの間にか踏みつぶされていたッ…!
「…カルキノス
…役割を忘れて飛び出すとは…」
「一体、何のために
あなたに監視役を命じたと
思っているのですか…」
「しかし、私は友人を助けようとした
あなたの捨て身の勇気を称えましょう!」
「何の活躍も出来なかった
カルキノス!可哀想に!」
女神ヘラはカルキノスが
余りにも哀れだったので
ヒュドラと共に天に上げて
うみへび座の近くの
蟹座にしてあげたそうな
ちなみに、この戦いで
ヘラクレスが使用していた剣は
マルミアドワーズという聖剣
…アーサー王伝説に登場する剣であって
原典のギリシャ神話には
登場しないんですが…
記録によれば
鍛冶神ヘパイストスが鋳造した剣で
ヘラクレスが使用した後に
アイルランドの巨人王リオンの手に渡り
そして最後に
アーサー王が手に入れたらしい
(円卓の騎士側の資料によれば
アーサー王はヘラクレスの子孫
とされている!言ったもん勝ちじゃい!)
性能的には、なんと伝説の聖剣
エクスカリバー以上の
切れ味を誇っていたとかッ…!
…ただし、ヘラクレスが
このヒュドラの毒を手に入れてからは
マルミアドワーズはめっきり
逸話から姿を消した…
…最強の聖剣は、ヘラクレスにとっては
ヒュドラ毒を入手するまでの
繋ぎでしか無かった…
というか、棍棒以下だった…
聖剣とは一体…ウゴゴ…
そして、水蛇ヒュドラを封印し
威風堂々ティリュンスへ
舞い戻ったヘラクレス
「バーカ!お前、甥っ子の助けなんて
借りてんじゃねーよ!
そんなんで功業に
カウントされるわけねーだろ!」
甕の中のエウリュステウス
『従者の助力を借りて倒すのは反則』
と難癖を付けて
今回のヒュドラ討伐をノーカンにする!
…彼も保身のために必死です…
これによって試練が1つ追加され
10の功業⇒11の功業にッ…!!
…仕方なく次の試練に
挑むことにするヘラクレス…
「結構、手強い相手だったんだけどな…
でもこいつの毒は役に立つぞ!」
ヒュドラの猛毒を
ちゃっかり採取していた
抜け目のないヘラクレス
彼はこれを矢に塗り
この後からメイン必殺武器として
使用することとなる
…それが後に数々の
悲劇を生むことを知らずに…
~次回、ヘラクレス第3の試練~
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