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Blog@arabian🤴 頭空っぽの嫁にゃ夢詰め込めない~前回のあらすじ~ 母の死… ジェイムズは何に胸を馳せたのか この翌年、ジェイムズ6世は デンマーク女王 アン・オブ・デンマークと結婚します 『浪費王』なんて 不名誉な渾名がついてますが 実は莫大な負債のほとんどは アンによるもの 宝石好きを買い込み 仮面劇に散財し 側近たちと旅行しまくり 更には建築狂いで 妙な建築物を作りまくった 彼女の浪費はスコットランド王室を 破産の危機に陥れるレベルだった スコットランドでもイングランドでも 『空っぽの頭』と渾名され その評判は今日に至るまで最悪です こいつの浪費が原因で 後に息子のチャールズが 処刑されるまでいきますから 中世の女版野口英世め! お金を紙屑にしてきた金屑が なんでお札になっとんねん! おまけにアンとの結婚のために デンマークに渡ったジェイムズ ある意味、この悪妻以上に タチの悪いものを 持って帰ってきてしまいます そのやっかいなお土産とは… 『魔女狩り』ッ…! 人類史上最大の狂気 未だ人間が何故 あそこまで残虐になれるのか 明確に科学で解明されていない というのだから驚きです ジェームズは元々黒魔術に 強い関心を抱いていた厨二病でして デンマークにて 封印されし闇の力が開花 ある日、ジェイムズとアン夫妻の 乗った船が嵐に遭遇 ジェイムズ「これは魔術の仕業に違いない!」 『ノースバーウィックの魔女裁判』 がデンマークで行われ 70人が犠牲に… ジェイムズはこれを切っ掛けに スコットランドに 魔女裁判を持ち込んだとさ ジェイムズのオカルト没頭は止まらず 熱心な黒魔術研究に耽り ついには『デモノロジー』(悪魔学) という本まで出版してしまいます ジェイムズはその他にも 多数の著作を残してるんですが その翌年には 『自由なる君主国の真の法』の中で 『王権神授説』を 正当化する内容を発表してます 「国王の権利は神から与えられたもんだ! 故に俺が法律を通すのに 議会の承認など不要!」 これがロックやルソーの唱える 『社会契約論』と対立 「人間は平等なんやから 王様も法の支配に従えや!」 やがてこの対立により ヨーロッパに革命の嵐が吹き荒れる そんでもって スコットランド王でありながら イングランド王位継承権を 強く意識していたジェイムズ なんたって自分の長女に エリザベスなんて 名付けちゃうくらいですから 母を処刑した女王の名を 娘につけるなんて 良い根性してますわ まあ、メアリー・スチュアートが スコットランドを去ったのは ジェイムズが1歳の時ですから そして時は流れ イングランド女王エリザベス1世、崩御 スコットランド王ジェイムズ6世は イングランド王 ジェイムズ1世として即位… こういうのホント止めろや! 自分のこと スーパーベジータって言うのやめろや! ってレベルでやめろや! ともあれ、これにより史上初の ブリテン島統一が成されました 『えげれす』の誕生です 一応まだこの時は 『同君連合』という形で 『グレートブリテン王国』 になるのはまだ先ですが …まあ名前だけの問題ですね この時、イングランドと スコットランドだけでなく ウェールズもアイルランドも 一つの国となったんで 纏めるのがさあ大変 イングランドの起源は古代ローマ ユリウス・カエサルが足を踏み入れ クラウディウス帝の時に ローマに組み込まれた しかし スコットランドは5賢帝 守りのハドリアヌスが築いた 長城より北側にあったんで ローマ領になることはなかった こんな背景からか イングランドでは伝統的に 議会が力を握る傾向にあり ジェイムズ1世の 国王専制主義とは真反対 一応、これの事情を 事前に察知していたジェイムズ イングランド王になった際にこう宣言 「議会を尊重するから安心してね!」 「話のわかる王様だ! ジェイムズ1世万歳!」 イングランド諸侯はジェイムズを歓迎! 暗君かと思ったらそうでもなかった! …名君でもないけど! ~宗教三国時代…へ続く~ 🍎アカリ🍎 【 10月の予定 】 お誘いはメール・DM・お電話で📞 コスプレご希望あれば明記ください 👇🏻ご連絡はこちら👇🏻 ✉️arabi_akari_otoiawase@outlook.jp X 〜アカリの日常〜(DM予約可能) 📞 前日専用回線044-276-6762 (14:00-24:00) 📞当日電話番号044-233-4152 (8:00-24:00) .˚⊹⁺‧┈┈┈┈┈┈┈ 【 ご予約用フォーマット 】 ①お名前 ②お電話番号 ③お店利用歴 有無 ④ご予約日時 (13:10,15:20,17:30 19:30,21:40 〜のご案内です) その他コスプレのご希望などなど メール、DMに書いて送ってください🫶 ┈┈┈┈┈‧⁺ ⊹˚. 各種リンクはこちら🔗ブログ一覧
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Blog@arabian🤴エピローグ~エリザベスの晩年~アルマダの海戦勝利後の英国は 史上最も輝かしい時代だった と言われていますが 実際は問題だらけでした 経済は戦争の負担のおかげで 破綻寸前だし エリザベス59歳の時 疫病の大流行により ロンドンで15万8千人の死者 英国大混乱 エリザベス61歳の時 5年間に渡る天候不良により飢饉勃発 貧困層による暴動が起きる こんな感じで、相変わらずエリザベスは ずっと苦難の只中にいました それでもエリザベスは 宮廷内のパワーバランスを コントロールし続けていたんですが 如何な人間も寄る年波には勝てない ロバート・ダドリー ウィリアム・セシル フランシス・ウォルシンガム… エリザベスの寵臣たち エリザベスが還暦を迎える前に 全員先に逝ってしまいます そしてついに 宮廷内に問題児が現れるッ…! この頃、家臣として重用されていたのは 若くて人気者 エセックス伯ロバート・デヴァル エリザベスは若くてイケメンな エセックス伯を気に入っていたそうで 随分と可愛がったそうな これに調子に乗ったエセックス伯 他の家臣たちと問題を起こしまくるッ…! この時点ではエリザベスも 「若くて元気が良いことね」くらいにしか 思ってなかったんですが… エセックス伯の増長は止まらず ついに エリザベスの命令すら無視し始める! エリザベス「流石に言うことも 聞かなくなった子には 仕事なんて任せらんないわね…」 当然のことながら エセックス伯への寵愛を弱めていきます ところが、今度はエリザベスに 不満を持ったエセックス伯 よりにもよって議会の場において エリザベスに言い争いを仕掛けてくる! これには流石のエリザベスも お冠を頂いた上からのお冠! エセックス伯に 女王必殺の平手打ち炸裂ッ…! エセックス伯、これには流石に反省… するどころか、激怒して帰宅ッ…! 更にそれから仮病を装って 引き籠って出てこないッ…! 思春期かよ小僧ッ…! さながらブレーキの壊れた 暴走機関車と化したエセックス伯 こうなったら脱線して 事故るまで止まりません ある時、エセックス伯が メインの収入源として持っていた 葡萄酒の輸入関税請負特許状の 期限が切れました エセックス伯、エリザベスに 特許状の更新を申し出ます エリザベス「あなたのような 分も弁えられない人間に、特許状なんて 渡せるわけがないでしょう?」 エセックス伯、特許状の更新ならず! キレてクーデターを企て始めるッ…! 「俺、人気者やし ロンドン市民も支持してくれるやろ!」 …取り返しのつかないレベルの 認知の歪みが起きていました… 最初の人気だけで結局実力がなかった エセックス伯を支持する者はおらず クーデターは実現せず さらにこの杜撰な企ては すぐ明るみに出ました 直接の出頭を命じられるエセックス伯 彼はこれを拒否! 「こうなったら決起や!皆、俺に続け! 老いぼれ女王を駆逐してやる!」 …速攻で鎮圧されて処刑ッ…!! 34歳で断頭台の露と消えました ご愁傷さまです 旺盛な出世欲だけで それに能力の付いていかない 自己中心的な小物の小さな物語でした 「流石に甘やかし過ぎたなぁ… もっと厳しく𠮟っとけばよかった…」 「可愛がって育てようとしたんだけど… そうすると上手くいかないものね…」 「それに私も、もう66歳…すっかり クラゲになっちまったってわけね… よくここまで生きてこれたものだわ…」 エリザベス、晩年は公衆の面前や 臣下の前に姿を見せず 奥まった部屋で女官一人を 侍らせて過ごしていたそうで エセックス伯の反乱未遂から二年後 エリザベス69歳の時 急に容体が悪化 食事をとるのも困難な状態 医者が薬を飲んでくださいと説得するも 死期を悟って覚悟を決めていたエリザベス 「もういいわ…下がりなさい…」 と薬を断り 70歳にて崩御 当時の寿命からすると大往生です 一応、後日談として書きましたが… 如何な超人も、年には勝てないもんですね とはいえエリザベスの物語は 今度こそ終わりです! 皆さんも晩年に至るまで 一日一日を最良にしていきまっしょい! 🍎アカリ🍎 【 10月の予定 】 お誘いはメール・DM・お電話で📞 コスプレご希望あれば明記ください 👇🏻ご連絡はこちら👇🏻 ✉️arabi_akari_otoiawase@outlook.jp X 〜アカリの日常〜(DM予約可能) 📞 前日専用回線044-276-6762 (14:00-24:00) 📞当日電話番号044-233-4152 (8:00-24:00) .˚⊹⁺‧┈┈┈┈┈┈┈ 【 ご予約用フォーマット 】 ①お名前 ②お電話番号 ③お店利用歴 有無 ④ご予約日時 (13:10,15:20,17:30 19:30,21:40 〜のご案内です) その他コスプレのご希望などなど メール、DMに書いて送ってください🫶 ┈┈┈┈┈‧⁺ ⊹˚. 各種リンクはこちら🔗ブログ一覧
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