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Blog@arabian振り返ればヤツがいない夏に向けてジムに通い出したアカリ このお腹周りに宿りし アカリの前世での悪行を蓄えた 罰として課せられたであろう肉き脂質 その長きにわたる因縁からの 闘争と逃走の日々に終止符を打つため ミドルキックの回転旋風脚にて モチモチ宿怨ごと 雲散霧消してやろうと虎視眈々 持ち前の社交辞令にて トレーニングに励みながらも トレーニーさんとの親交も怠らぬ ダブルタスクの鬼とはアカリのこと されど既に構築された ジムコミュニティ特有のノリに なかなかズイズイズッコロがせず 胡麻味噌をズイる オボコさ余ってもはやトリプルタスク アカリのチャクラで第三眼もパチクリ丸寸前 絶妙な間合いから気配を消し 「ヨッ」「わかるぅ~」「中村屋!」 井上尚弥のジャブに勝るとも劣らぬ ノーモーションで相槌を打ち続けていると 「あの~…」 突然、背後から何者かの声が… 気配もなくかくも容易く アカリの背後を取る… これは只者ではござらん 尋常ならざる胸騒ぎを感じ 稲妻の如く首を反転させるアカリ しかし振り返ったアカリの視界には 誰の姿もありませんでした これは如何な妖術か 又はアヤカシの類か 奇怪な現象を訝しむアカリ 「あの~…」 またも、先刻と同じアヤカシの声 しかし今度ばかりは捉えました そうそう何度も同じ手に引っかかる アカリじゃござんせん 古来より物の怪といふものは 鏡にマコトの姿を映すもの ジムの横一面は鏡貼り ここらが年貢の納め時ッ…! 鏡の方向に顔を向けようとしたその刹那 「あの~…」地の底より這い出でるような 悍ましき声が再びアカリを襲いました ~幽霊の正体見たり枯れすすきに続く~ 🍎アカリ🍎 X DM 公式LINE ✉️arabi_akari_otoiawase@outlook.jp ご予約詳細は🈁ブログ一覧
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Blog@arabian道なき道を行くもの先日、アカリの運動を パーソナルにお手伝いしてもらっている 扇風機狂いの トレーナーさんのお話をしたんですがね 彼がまた、気を違えたかのような 提案をしてきましてん 「北海道行きましょうよ!」 「へ?なんでですか?」 「北海道に走ってるんで! 扇風機付きの電車が!」 「イヤデス」 「ええ!?実際に見れるんですよ!?」 「ミタクナイデス。 ヒトリデタノシンデキテクダサイ。」 「いやそれが 僕の彼女を誘ったんですけど 他に行く女の子が行くならいいよ って言われちゃいまして」 「なんで私がそんなのに 付き合わなきゃいけないんですか!」 「いいじゃないですか! アカリさんにも見てもらいたいんですよ!」 「乗るとしたら私 マウスピース必須になっちゃいますよ?」 「なんでですか?」 「なんでわざわざ北海道まで来て こんなことしなくちゃいけないんだ っていう理不尽に歯噛みして 歯が削れるのを防ぐためですよ」 「ええ!? 電車が揺れて吊革が歯に当たるのを 防ぐためかと思いましたよ!」 「いい加減に吊革から離れてください!」 「大体!その理論でいくと 歯よりも目や鼻に当たる 危険性の方が高いし痛いでしょうが!」 「あ!じゃあヘッドギア付けて 乗りましょうよ!」 「捕まりますよ」 「なんでですか!?」 「そんな不審者が電車乗ってきたら 駅員室直行に決まってるでしょう!」 ~諦めない扇風機男へ続く~ 🍎アカリ🍎 X DM 公式LINE ✉️arabi_akari_otoiawase@outlook.jp ご予約詳細は🈁ブログ一覧
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