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Blog@arabian吾輩はメソであるアカリは博打打ちである 通り名はまだない どこで諭吉を溶かしたか とんと検討がつかぬ なんでもタイトーとかいうゲーセンの前で メソメソいじけていたことだけは 記憶している アカリはそこのクレーンゲームで散財し 三人の諭吉が散るのを見た しかも 後で聞くとその台は、確率台という 店側が設定した金額を入れねば 三本爪が途中で必ず 景品をリリースするという クレーン中で一番獰悪な機種であった しかし、その当時は 何という考えもなかったから 別段疑わしいとも思ってはいなかった ただ、こんな台に搾取されるくらいならばと ワニワニパニックを探して 走り回ったばかりである あまりにワニが見つからないので 少し落ち着いて 店員に聞くと 「モグラタタキナラアリマスヨ」 おそらくこれが、アカリの人生において いわゆるモグラというものの 叩き始めであろう ~恐ろしきモグラたちへ続く~ 🍎アカリ🍎 X DM 公式LINE ✉️arabi_akari_otoiawase@outlook.jp ご予約詳細は🈁ブログ一覧
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Blog@arabianドナドナ何番地~前回のあらすじ~ アプリでタクシーを呼ぶたびに 素性の知れぬ運ちゃんと 一触即発のアカリ 乗車するや否や すぐさま住所を読み上げるアカリ あまりのアカリの 無駄のないムーヴに先手を取られ 緩慢な動作で気怠げに ナビにそれを打ち込む運ちゃん この時点で完全に 後手に回っているにも関わらず 運ちゃんは何度も聞き返してきます 「〇丁目?〇丁目の何番地? もっかい最初から言ってもらえる?」 何度も聞き返される住所 立ち込める暗雲 こみ上げる不安 止まらない円安 利上げしないパウエル 現世と常世の狭間に閉じ込められ 煉獄の炎で焼かれるアカリの不安心 そんなアカリ心が発する熱を 燃料にするかの如く 走り出す地獄車 すると運ちゃんの口から蜘蛛切りの一言 「あ~〇〇の近くですねぇ」 …知らないよ! 初めて行くとこなんだから! 当たり前じゃねえからな! 毎回こういう手合いの男ときたら こっちが知ってる前提で 話してきやがるッ…!! 「えと…この辺よくわかんないんで… ども…ちゅません…」 🍎アカリ🍎 X DM 公式LINE ✉️arabi_akari_otoiawase@outlook.jp ご予約詳細は🈁ブログ一覧
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