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Blog@arabian怠惰るウェイヴアカリがまだおぼこだった頃 よく、おばあんちに行ってました おっかあと反りが合わなくて ギャルのネイルばりに尖っていたあの頃 とうとうある日 「おっかあのバカ!もう知らない!」 そう言い放ったアカリ おばあ避難所へ駆け込み寺 でも、おばあんちに行ったら おばあの介護士さんに 「仲直りしろ」って追い出されました 「あいつッ…!家族間の問題に! 家族でもないのに シャシャり出やがってッ…!!」 行き場を失ったアカリは おばあん家の玄関前のドアに 立ち尽くしました …ポツッ…ポツッ…サァァァァ…… ザアアアアアアッ…!!! 「( 'ω')ギャァァァァァァ」 玄関の軒先から 少しハミ出ていたアカリは 哀しみに暮れる心を 鏡写しにしたかの如く 一瞬にして、水も滴る濡れ鼠 「あれ…でもこれって…」 「アカリの心が泣いてるように 空も泣いている…?」 「もしかしてアカリ… 雨…降らしちゃってるぅ?」 事の経緯を自分本位に 解釈し終えたアカリ スッカリ哀しみに背を向けて 心の中にサヨナラ足跡残して 哀しみに手を振って 振り向かないように ひとりで過ごす夜は 哀しい雨が一緒に泣いてくれたから 今思えば、移り気なアカリの気性も 通り雨の気象と 重なっていたような気がします 子供は風の子… そしてアカリは風属性ではなく水属性… 全てのパズルのピースが 幼アカリの頭の中で弾けて混ざりました 「大いなる水の神よ! この不届きなる家の不忠者を! 我が涙の濁流をもって押し流すが良い!」 「怠惰るウェイヴッ…!!」 「うるさい!あんたいつまで わけのわからんこと言ってんの!」 騒音にたまりかねた介護士に怒られ 引っ立てられるまで アカリの雨乞いは続きました それからというもの、すっかり己の 秘めたる力に目覚めしアカリは 学校であろうと隙あらば 雨風を呼び起こそうと 雨乞いをしていたものです あれ以来、結局 雨風を呼び寄せることに 挑戦しては失敗し続け クラスでは 「アカリちゃんが河童に取り付かれた!」 と一大ムーブメントを 巻き起こすことに成功 失敗は成功の母とは よく言ったものです 勘違いも才能のうち! アカリの挑戦はまだまだ続く! 振り落とされないでくださいねッ…!! 🍎アカリ🍎 X DM 公式LINE ✉️arabi_akari_otoiawase@outlook.jp ご予約詳細は🈁ブログ一覧
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Blog@arabian可哀想なボルガ博士アラビアンナイトってさ 意識高い子多いから アカリのパイセンのほとんどは ダイエッター極めてるわけよ そんな歴戦のダイエッターの お歴々に比べりゃ アカリの付け焼刃の食事情報なんか 孫の手にもなりゃしないわけ 昔、あるパイセンに 「早く一人前の大人になりたい」 って言ったらさ 「一人前の大人ってのは 人に上手く頼れる人のことなんだよ」 って言われたよ だから聞いてやったんだ 「どうやったら痩せますか?」ってね… そしたらさ…「全ては食べるもんだ」 …パイセンはそう答えたんだ 「何わけわかんねーこと言ってんだこいつ! 脳細胞まで痩せてもたんか!」 …若気の至りで そんなこと思っちまったもんよ でもよ、それからそのパイセン アカリの食遍歴、丁寧に聞いてくれてさ 「野菜、食べなさい」…そう言われたよ アカリも、モチモチ花魁として 世話妬いてもらったからには 生意気言う前に、帰り道で 牛丼に入ってる玉ねぎじゃなくて 真っ白なサラダ買ってやったよ 結果、その次の日さ、浮腫み取れて ちょっとスッキリした気がしたんだよ だからそのことパイセンに スタコラ報告したもんよ したら今度は 「キュウリも、食べましょう」 …そう言われたよ そっからアカリ バンバンジーに入ってるキュウリ 食べ続けてるわけ 丸かじりは 流石に無理があるってもんよ アカリは河童じゃねーって話 皿々まともにやるつもりもねーって話 んで、肝心の バンバンジー・キュウリの成果 ときたら… それは、会いに来て確かめてくれ って話よ パイセン、アタイ ちゃんと大人の道、歩めてっかな? 空の上で、見守ってくれてっかなぁ… 🍎アカリ🍎 X DM 公式LINE ✉️arabi_akari_otoiawase@outlook.jp ご予約詳細は🈁ブログ一覧
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