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Blog@arabian🤴どいつもこいつも随分クラゲになっちまったな~前回のあらすじ~ フェリペ振られてやんの フェリペの求婚を断ったエリザベス それからも外国から あらゆる結婚申し込み止まらず 常時10人~12人くらいの外国特使が 結婚の話を持ってきてたそうな 特に神聖ローマ帝国側の ハプスブルク家から熱烈なオファー スペインのフェリペがダメでしたからね ハプスブルク家も必死です そうこうしてるうちに国際情勢が急変 英国とフランスの戦争が終結します スペインとフランスが戦うのやめて 講和を結んだからです え!?マジで!? 流石の二大大国も、戦争し過ぎて 財政が困窮、ついに限界きたってわけです 途端にフェリペ二世、フランスに近づき フランス王アンリ二世の娘 エリザベートと結婚ッ…! 英国のエリザベスに振られた直後に フランスのエリザベスに告るとは 何とも香ばしいですね これにはエリザベス 振った立場でありながらも 皮肉を言ってます 「陛下は私をあまり お好きではなかったようですね。 たった2か月も お待ちになれなかったのですから。ハハッ!」 スコットランドとの関係も改善しまして スコットランドのプロテスタントたちが 反乱を起こしたんです フランスとカトリックの 支配を跳ね除けたい!これを英国が支援! 大成功! フランス&スコットランド内の カトリック勢力を打倒したよ! これによりスコットランドは 女王メアリー・スチュアートに代わり 貴族による国務会議で統治されることに 立場のなくなったメアリー・スチュアート ついにエリザベスの 王位継承権を止む無く認めます そんな中、大国フランスでは アンリ二世が40歳で崩御 馬上試合中に槍がマジで刺さっちゃって そのまま昇天という 嘘みたいな事故死でした おかげで十代半ばにして フランソワ二世が即位する羽目に しかもすぐ16歳で死んじゃいます そんなてんやわんやの不安定な政権の中 カトリックとプロテスタントの 争いが超激化! 宗教改革の雄、カルヴァンの影響です 新教プロテスタントが勃興し ユグノー(カルヴァン派のプロテスタント) 戦争という血みどろの戦いに発展 こうして内戦に突入したことによって 強国フランスは一気に弱体化 ヴァロワ家大ピンチ! ~大海賊時代へ続く~ 🍎アカリ🍎 ご連絡お待ちしてますブログ一覧
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Blog@arabian🤴処女王宣言〜前回のあらすじ〜 女が舐められちゃお終いよ エリザベス、女王になってからというもの 凄く自信に満ちた態度を崩さず とても堂に入っていたそうな その上で、とても 命令するのが上手かったそうです 相手を嫌な気持ちにさせず モチベーションを保たせながら 指示を与える これに関しては 芸術的な程に天才だったという 評価をされています 幼少から人並外れた 苦労と勉強をしてきた エリザベスだからこそできた業でしょう 思えば、女王になるべくして 生まれてきたのかもしれません そしてエリザベス1世といえば 一番最初の議会招集でのぶっ飛び宣言 「誰とも結婚しません」 これには誰もがひっくり返った 当時25歳のエリザベス それはそれは引く手数多だった そして誰しもが 女王なら結婚して夫に政治を 補佐して貰うべきだと思っていた しかし、エリザベスは メアリーの失敗を見ている 姉がフェリペに唆され、利用され 挙句どうなったか 同じ轍は踏まないと 決めていたエリザベス 徹底的なリスク排除を決心します 「私は既に英国と結婚し 夫を持つ身となりました」 「あなた方一人ひとり 英国民の全てが私の子供であり 私の親族なのです」 「神様があなた方を私から 奪わない限り私が子のない女に なることはありません」 「後継者については心配無用です 名君は時の采配によって 生まれるといいます」 「神が私の胎から生まれた子よりも ずっとこの国のためになる 後継者をお授けくださいましょう」 でもこれ、凄まじくあり得ない 常軌を逸したことを言ってるんですよね だって テューダー朝はここで終わりまーす! …って言ってるんですよ? 「自分の子供を 王様にしなくてもいいんです」 …なんて話、当時からすると 頭のネジが2~3個 …どころか全部ぶっ飛んで 爆発して羽ばたいてるレベルの発想です 完全に君主やクリスチャンの考えの フォーマットにない異次元の価値観です これはおそらく、膨大な勉強により 人文学にも精通し ルネッサンスにも触れ キリスト教以前の論理的な社会の 在り方も理解していたからこそ 当時の宗教観のみに囚われず こんな宣言ができたんでしょう 知識教養により常識のタガを 外すことが出来たんです もはや超人です とはいえ、皆流石に彼女の言葉を 頭から信じてはいませんでした 「どうせ気まぐれで言ってるだけだって」 「そのうち絶対結婚するっしょ」 ホントに最期まで結婚しないんですけどね ~戦争問題と戦うエリザベスへ続く~ 🍎アカリ🍎 ご連絡はこちらブログ一覧
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