モネ展
声が出なくなった歌手は引退します。
白内障の手術を受けた画家は描くのを諦めるべきなのでしょう。
でも私にはとてもできない。
ロビーにあるフォトスポット
白内障の進行により徐々に色彩が失われていくさまがまざまざと感じ取れます
上野の国立西洋美術館で開催中の
モネ展
に行ってきました!どうもミーハーおとはです(・∀・)ノ
以前から国立西洋美術館には訪れてみたかったんです
ル・コルビュジエが日本に残した唯一の建築物で世界文化遺産でもあります
コロナ前にやっていたルーベンス展(バロック大好きー)で行くつもりだったけれどタイミングがなく、あれよあれよと言う間に終了
またその内…
と思ってたらコロナー
コロナも落ち着いてきたし気になる展示が始まったら行こう…
と思ってたら改修工事ー
最近は円安や燃料費の高騰などもあり有名作品を海外から持ち込む事が難しくなってきているのか、中々興味がそそられる企画展がないなーと思っていたところ
はい、きました!モネ
モネ 睡蓮のとき
と題されているとおり
睡蓮の連作をメインに展示されています
晩年、赤が泥のように見えると訴えていたけれど、当時は失敗例も多く失明を恐れ手術を避けていたモネ
82歳の時、ほぼ見えなくなっていた右目の手術を受け視力は回復するも、白内障の左目で見ると全てが黄色っぽく見え、手術を受けた右目で見ると全てが青みがかり
館内を進むにつれて筆使いもどんどん荒々しくなっていきます
白内障の症状が進む視界に苦しみ、第一次世界大戦による大勢の犠牲者を目の当たりに、色や形が分からない自分の悩みの何と恥ずべき事であろうかと…
それでも描く事を諦めきれなかったモネの作品は見ていて涙が出てきます
平日の昼過ぎに行ったけどその日は日中でもまだポカポカしている頃だったからか想像以上に混んでいました
美術展に行くといつも記念にクリアファイルや気に入った作品のポストカードを買って帰るのですが、建物の外にまで続くグッズショップへの行列を見、その日は夕方から予定があった事もあり断念(´;ω;`)
建物自体もちゃんと見れなかったからまた今度だなー