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Blog@arabian️📝 暇を持て余した神々の奉仕~前回のあらすじ~ 奴隷生活からの卒業 リュディアの女王オムパレーのもとに 仕える三年間の奉公を終えて ついに自由の身となったヘラクレス ここへきて腕試しがしたくなった模様 「エウリュステウスの もとに仕えた十二年間と その後オムパレーに仕えた 三年間の間培われてきた俺の力ってのは 一体どれほどのもんかね?」 「いっちょ広い世界へ乗り出してみるか! 復讐しなきゃ気がすまねぇ 奴らも沢山いるしな!」 そしてヘラクレスは ギリシアの各地から 武勇に優れた戦士たちを募って 自らを将とする最強の軍団を つくり上げると、それぞれに 50の櫓を持つ18艘の軍船からなる 大船団を率いてギリシア全土をめぐる 進軍の旅へと赴いていくことにッ…!! ギリシア世界をめぐる進撃の船旅へと 乗り出したヘラクレス、まずは当時 彼が滞在していたリュディアにほど近い イリオンの地、すなわち トロイアへと進軍を開始ッ…! この時のトロイアの王ラメオドンは 色々とやらかしてましてん かつての神話によると… ゼウス 「大国トロイアの王が 傲慢であってはならん! アポロンとポセイドン!ちょっと ラメオドンに仕えて様子見てきて!」 ポセイドン 「おい兄者!この俺に 人間如きの下で働けだと!?」 アポロン 「そうですよ! なんでこの俺が 下等生物のおもりなんぞ!」 ゼウス 「そういうとこじゃ!お前達のように 人間見下しきってる者こそ 適任なんじゃ! たまには忍耐を学んでこんかい!」 ポセイドン&アポロン 「ぐぬぬ…」 こうして超不本意ながら奴隷に化けて ラメオドンに仕えることになった アポロン&ポセイドン ラメオドン 「働け働け奴隷ども!我がトロイアに 鉄壁の城塞を築くのじゃ! 完成の暁にはたんと褒美を取らすぞ!」 ポセイドン 「ゼェ…ゼェ…クソッ…人間の体ってのは こんなに脆弱なのか…」 アポロン 「この俺に対してこの仕打ち… よくもやってくれるな人間め…」 そして1年後… アポロン&ポセイドンの尽力もあって 城塞は見事に完成! ラメオドン 「素晴らしい!絶景かな! これで我が国の防御は盤石じゃの! よくやったぞお前達!」 ポセイドン&アポロン 「王よ!約束通り褒美を賜りたく!」 ラメオドン 「ああ~?聞こえんなぁ? 最近耳が遠くてのぅ…」 ポセイドン 「なんだと!?このゾウリムシ野郎が! もっぺん言ってみやがれ!」 アポロン 「撤回するなら今の内だぞミジンコ!」 ラメオドン 「こやつら!王に対して何という不遜!」 「今すぐ我が目の前から消えろ! さもなくば両耳を切り落とし 両手を縛って売り飛ばしてくれるわ! 衛兵!衛兵!」 ポセイドン 「そんな脅しで俺達が みすみす帰るとでも思っているのか… アポロン!」 アポロン 「もうやってます」 アポロンの怒りが頂点に達したと同時に トロイア全土に疫病が蔓延! ラメオドン 「な…なんだこれは!? 民が…民が死んでゆくッ…!?」 ポセイドン 「それじゃあ、俺からもプレゼントだ!」 ポセイドンは何かを 呼び寄せる仕草をした! すると、海から大海魔が現れ 高潮に乗って陸に上がり 人々を襲って喰らい始めたッ…! ラメオドン 「ヒエエ!助けて神様!」 ポセイドン 「その神様が俺達だ!」 ラメオドン 「ヒエエ!何でもしますから 数々のご無礼お許しください!」 ~次回、ヘラクレスvs大海魔~ 🍎アカリ🍎 メールでのご予約も待ってます✨ ✉️arabi_akari_otoiawase@outlook.jp アカリの全貌はこちら♥️ブログ一覧
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Blog@arabian️📝 奴隷人生、始めました~前回のあらすじ~ 二大巨頭の激突で デルフォイ壊滅の危機も 大神が雷で回避 「というわけでアポロン! ヘラクレスに神託を授けてやれ!」 「ええ!ちょ!そんなこと言ったら こいつ絶対メチャクチャな無理難題をまt…」 「(ニヤリ…)父上のご命令ならば 仰せの通りに承りましょう!」 「ちょ…チョマテヨッ…!」 「ヘラクレス!お前の病は 殺人の償いとして、丸三年の間 奴隷として仕えれば回復するであろう!」 「自らの身体を売って得た金で 殺めたイピトスの父 エウリュトス王に賠償金を支払え!」 「そして売られた先で 三年間下僕として働け!」 「ほら言わんこっちゃねぇ! 私怨で神託していいのかよ! この公私混同野郎!」 「失敬な!俺は父上の命に従い 適切な神託を現したまでよ!」 「う~む…これは仕方ないのぅ… ヘラクレス!神託に従いさえすれば お前の問題は解決するんじゃ! 大人しく受け入れなさい!」 「大神ゼウスまでこいつの肩持つのかよ! クソ!いいよいいよ!やってやるよ! いつか覚えとけよ このインチキ占い神!」 結局、アポロンの神託を 受け入れたヘラクレス、お告げに従い 奴隷市場にてその身を売ることに… 「さあさあ! あの世紀の大英雄ヘラクレスだよ! 見てくださいこのボディ!筋肉縄文杉! 筋肉前方後円墳!マッチョ枯山水!」 「おのれ…なんで俺がこんな見世物に…」 そこへ通りかかったのは リュディアの女王オムパレ 「なんて分厚い筋肉! 東野圭吾の新刊かと思ったわ!買いよ! その国立筋肉博物館は 私にこそ相応しいわ!」 ヘラクレス、超スピード 即決で決済されるッ…!! 「早速金が手に入ったぞ! これでエウリュトス王に賠償だ!」 ところが、エウリュトス王は 賠償金の受け取りを断固拒否 「息子の仇から金など受け取れんわい!」 「黙れジジイ!それとこれとは話が別だ! 俺の為に大人しく金を受け取りやがれ!」 「オラ!痛い目に会いたいか! ヘラクレスバディレクイエムホールド!」 「( 'ω')ギャァァァァァァ」 ヘラクレス、エウリュトスに 無理やり賠償金を受け取らせる! すると同時に、病は完治! 「一気に熱がなくなったぞ! あの野郎、腐っても予言神ってことか… そんで問題解決してからの これから奴隷生活ときたもんだ…」 「やあ久しぶりヘラクレス♪」 「あれ?ヘルメスじゃねえか! 冥界ぶりだな!なんだってここに?」 「君が買われたリュディアは ギリシャから離れた 遠い異国の地だからね~! 父上に案内してやってこいって 頼まれちゃってさ~」 「ゼウスの爺さん 最期まで世話妬いてくれるって なんかやたら人間に対してなのに 優しいな…なんでだろ?」 「…まあまあ! 細かいことは気にしないで出発だよ~♪」 旅の神ヘルメスのエスコートにより ヘラクレス スムーズにリュディアに到着! 「待ってたわ!私の愛しい筋肉ちゃん! さて…あなたの筋肉を より引き立たせるために 今後はこれを着て仕えてもらうわよ!」 そう言ってリュディア女王オムパレが 提示した衣装は女物であった 「…この俺に女の恰好をしろだとッ…!?」 「筋骨隆々の大英雄が 女装して家事をする様… これ以上に耽美な光景はないわ!」 「あ、拒否権はないわよ? あなたは私の奴隷なんだから♪」 「…ぐぬぬ… こうなったらなんでもやってやるわ!」 …こうして女の衣装を 身に着けることになったヘラクレス ところが彼は意外にもこれに即順応 羊毛の糸を紡ぎながら… 他の侍女達と楽しくお喋りをし… さすが大英雄! しっかり女子をも楽しんだッ…!! (…最初からそのケがあったんじゃ…) 「大英雄といっても可愛いものね… さて、彼が女装している間は 私が彼に扮装して 暮らしてみようかしら♪」 オムパレ、戯れにヘラクレスの 所持品だった獅子の毛皮をまとい 棍棒を持ってみる 「…なに…これ…う…動けない… 動かない…た…助けて…」 余りの重さに身動きが取れなくなり 無様な救出劇を 演じる羽目になったオムパレ 「嫌だわ、ご主人様! 人の物を勝手に身に付けようと するからですわよ!」 「…これを経験した後だと… あなたのオネェ言葉には 恐怖しか感じないわね… 普通に喋って貰ってもいいかしら…」 「ええ!?なんてご無体な! せっかく淑女の言葉を 身に着けたばかりですのに…」 「…まあいいや、そろそろ飽きてきたし… その代わりによ、領地内でいいから 俺に自由行動許してくんねぇか?」 「…そうね…あなたが領地を ウロチョロしてくれたら パトロールの効果もあるし… いいわ、特別に許可してあげる」 この事を皮切りに 地道で穏やかな奴隷生活が一変… ヘラクレスは盗賊退治をはじめ 色々と活躍することに… ~次回、楽しいアウトドア奴隷生活~ 🍎アカリ🍎 メールでのご予約も待ってます( ∩ • ̫•)⊃ ✉️arabi_akari_otoiawase@outlook.jp アカリの全貌はこちら♥️ブログ一覧
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