感想②
『汝、星のごとく』の感想②!
さて、第二弾は親たちのお話をしようかなと、、
まず、暁海のママ!まぢできつかったですねぇ〜〜
娘に自分の考える「女の幸せ」を押し付けて、それを達成できるかどうかが、まるで自分自身の評価であるかのように思っている感じ?
娘にあれだけ甘えているのに、その自覚があまりなさそうで、なんなら偉そうですらあるという、、
「親」という立場をちょっと履き違えているんじゃないかなぁと思ってしまいました。
まあ私は親になったことがないので、理想論でしかないのかもしれないけども、。
一方で、櫂のママはわりと好きだったりする!
狡賢いというか、したたかというか、、いや、別に要領がいいわけではなさそうなんだけど、結局は自分の心のままに生きている人なんだろうなぁと。
息子への甘え方も、なんだか恋人に対するそれに近い気がして、正直かなりキモいんだけども、、
ただ、彼女は櫂を自分とは別の人間として扱っていたようにも見えるんですよねぇ。
もちろん、尊重していたという意味ではなくて、むしろ冷たい。
櫂が病気になって、死にそうになったときでさえ会いに行かないんだから。
でも、そういう冷たさがあるからこそ、櫂には母親から離れて自分の人生を生きる余地があったのかな?とも思ったり。
暁海のママは、娘に執着することで自由を奪っていて、櫂のママは、息子に甘えながらも、どこか他人事でいられる。
これって、自分と他人の境界線の違いなのかなぁと。
もしこの2人が自分の身近にいたら、暁海のママとはたぶん友達になれないなぁ。依存されそうで怖いから、、
一方、櫂のママとは、ぎりぎり友達でいられる気がする!笑
もちろん振り回されるのはごめんだけど、彼女には彼女の人生があって、私には私の人生がある、みたいな関係は成立しそうな気がして。
母親としてどちらが正しいか、というよりも、私は他人との距離感において、櫂のママのほうがまだ理解できるのかもしれないですねぇ。
そして、そんな母親たちがあれだけ生々しく描かれている一方で、父親たちは徹底的に透明化されているのも印象的でした。
母親たちは弱さも醜さもさらけ出して、子どもたちの人生に大きな影響を与えている。
なのに父親たちは、そもそもそこにいないという、、
最初はちょっと不思議だったけど、考えてみれば、彼らを物語の中心にすら立たせないこと自体が、ある種の批判になっているのかもしれないなぁと。
だって、ろくに描かれていないのに、私は勝手に「なんて情けない、ダセー人たちなんだろう」と思わされていたわけで。笑
事情も、葛藤も、言い訳も与えられない。ただ、彼らが引き受けなかったものだけが、母親や子どもたちの人生に残っている。
現実でも、家庭の問題となると母親の言動ばかりが取り沙汰されて、父親の不在はいつの間にか当たり前のこととして処理されがちな気がするんですよねぇ。
だからこそ、あえて父親たちを描かないことに意味があったのかな?なんて思ったり。
まあ、作り手の意図はわからないけども、、
子どもを愛しているように見えることと、その子の人生を尊重することは、必ずしも同じではないんだなぁ。
そんなことを考えさせられた親たちのお話でした。
つづく〜〜