パラダイムシフト
シルバーウィーク明けの平日昼間だというのに…
パンパンやん /(^o^)\
行ってきたのは池袋グランドシネマサンシャイン
IMAX レーザー / GTテクノロジー
日本では大阪のエキスポシティと、ここ池袋の2ヶ所のみ
IMAXレーザーGTに、IMAXレーザーに、IMAXデジタル…
劇場によって種類がありますが、画面の違いだけを簡単に説明すると
レーザーとデジタルが横長のスクリーンなのに対して、GTは正方形に近い縦長のスクリーンになるので、上下がカットされず、IMAXカメラで撮影された本来の映像を最大限に再現できます
比較すると、
GT↓
通常IMAX↓
一般的なスクリーン↓
厳密に言うと、IMAX70㎜フィルムをそのままフィルム上映できる映画館は日本には無いのですが、同じ画郭(がかく)を池袋と大阪で体験できるのです
池袋のスクリーンサイズは横25.8m、縦18.9m(6階建ビル相当)
わざわざ池袋まで映画を見に行くなんて、年に1〜2回しかないのですが、今回は
映画史上「初」、全編IMAXフィルムカメラで撮影された「オデュッセイア」
絶対池袋で見る!
と、チケット販売開始時刻と同時にポチー
しかし中々アクセスできず、ようやく繋がった時にはセンターブロックの見やすそうな位置の席は全て埋まっていました(´・ω・`)
視界を埋めつくす映像体験が途切れることなく3時間
もう圧巻としか言いようがないです
( ゚ ρ ゚ )海デケー
と、IQ3程度になった私…
凄まじい没入感に、3時間があっという間でした
今まではIMAXカメラの稼働音が、「暴走した芝刈り機」と例えられるくらいうるさく、会話シーンは別のカメラで撮影するしかなかったのですが
芝刈り機→ミシンくらいまで静かになった新型IMAXカメラが開発され
さらに防音の箱を作ってその中にカメラを納める事で静かなシーンも撮影可能に
しかし、総重量約136キロとなったこの怪物📽️
重さだけではなく、掛かる手間や人員や費用も可愛くないです
一般的な撮影で使われる35㎜フィルムよりも、1コマ約10倍もの面積を持つIMAXフィルム
映画もアニメも1秒間24コマ
コマが大きくなってもそれは変わらず、1秒間で約1.7mという早さでフィルムが消費されるので、3分撮影する毎にフィルムの交換が必要
しかもデジタルカメラと違い、役者がNGを出すと一瞬で数万〜数十万が飛びます💸
しかし、
大きいという事はそれだけ1コマあたりの情報量が多くなると言う事で、そのため巨大なスクリーンに映しても高精度な映像が再現可能
同じ絵を描くにしても、ハガキよりも大きな画用紙の方が細かく描き込めるのと一緒の原理ですね
じゃあオデュッセイアは池袋か大阪で見ないと意味がないの?というわけではないです
ここではIMAXフィルムカメラとは何ぞやを少し説明しただけ
世界中の人みんながフルサイズで見るわけないのは当然
制作陣は、どの画郭のスクリーンで見ても十分楽しめるように画面構成を考えています
ダークナイトでは病院を爆破したり、TENETでは大型旅客機を建物に突っ込ませたり
リアリティを追求し、極力CGを使わない事で有名なノーラン監督
この大柄の鎧さんとオデュッセウスの後ろ姿のポスター
CGではなく、身長213cmのスタントマンと137cmのスタントウーマンを使い、戦闘シーンでは身長2m級の人と、150cm以下の人だけを起用し、極端な遠近法で撮影
他にも、
土の中から現れる兵士達は、呼吸用のシュノーケルを口にして、実際に土の中に埋められた状態で待機していたそうです
あのトラウマ級の豚さんシーンも実写
匠の技が光りますねぇ🐷✨
たまに、そこはCG使っても良かったんじゃ…と思えるシーンもありますが、
心の中でツッコミながら見るのもまた一興
今の時代にデジタルではなく、IMAXフィルムカメラなんて扱いにくい物をあえて回し続けるのは
観客に、最高峰の画質と究極の没入感を体験して欲しいという理由はもちろん、
配信サービスの普及により、家で簡単に映画や動画が見れる現代において、右肩下がりの映画産業を守るため
家では味わえないサービスを提供することにより、映画館に足を運んでもらい
事実、ダークナイト以降、IMAXという名前は広く知れ渡り、数十年前に一度廃れたIMAXを復活、普及させ
そして、手間暇かけて映画を作ることによってそれが雇用にも繋がる
最高のサイクルやん(^ω^)
それまでドキュメンタリー用だったIMAXカメラを商業映画へと転換させたノーランが、古代ギリシャにおいて口承から記述への転換期に生まれた叙事詩「オデュッセイア」の物語を撮るなんて、何だか感慨深いですね