また彼女と会えてよかったと思います。
シャイで控えめな雰囲気なのに、話し始めるとふわっと笑顔で旅の話をしてくれて、その楽しそうな様子にこちらまで旅気分。九州のラーメン、南房総の海…どれも彼女の語り口で聞くと、ガイドブックよりずっと魅力的に感じます。
不思議なのは、そんな話を聞いていてまったく飽きないこと。
「私ばっかり話してごめんなさい」と彼女は言いますが、いえいえ。むしろ、もっと聞いていたい。気づけば、彼女の話を聞いているだけで癒されている自分がいました。
彼女は、話すことで人を癒すという、ちょっとした魔法を持っているのかもしれません。
周囲から「大丈夫？」と心配されることもあるようですが、それは彼女が弱いからではなく、守ってあげたくなる空気を自然に纏っているから。彼女のそばにいると、自分の中の“優しさセンサー”が勝手に反応してしまいます。
計算も演技もなく、ただそこにいるだけで心がほぐれる。
そんな彼女との時間を過ごせたことで、僕も“癒しの旅”を体験できているのかもしれません。