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彼女は橋を渡った先のソファに座っていた。
「ちょっとその座り方はズルいな・・・」
そう感じさせるような佇まいの女性がそこにいた。
あえて効果音をつけるなら
『「ちょこん」と座っていた』なのだが、
その言葉ひとつで表現するには顔が良すぎるのだ。
そんな彼女の尊顔を、可愛い、美しいなど
1つの単語で表現するのは困難だ。
日本人好みのアイドル的な可愛さを感じさせながらも
かすかにセキゾチックさを感じさせるオトナな美しさをも持ち合わせている。
なるほど、これが講習員コメントの「神秘的」の部分か。
それらが同居した素敵な雰囲気を持つ女性だった。
お話もとても楽しかったのだが、特筆したいのはその声。
「透き通ったような声」
「良い意味でのハスキーボイス(良い意味で!)」
「人を癒す変な周波数を含んでそう(1/fゆらぎ等)」
うまく表現できないが、楽しい会話がその声の効果で更に楽しくなるのだ。
どんなに些細な話であっても聞いていたい、そう感じるほどの声だった。
それでいてちゃんと傍にいてくれるから満足度が、いや、安心感がある。
思わず「耳元で囁くように会話してもらえますか?」とお願いしてしまった、変態である。
プレイについても書きたいところだが、
私は意外と(?)こういうところだけはシャイなので詳しくは書けない。
ただ、1セット90分(午前コースだったので)、準備と往復を含めれば1日のうち5時間近くを。
下調べなどを含めれば更に数時間プラスされた時間をこの逢瀬の為に使ったことになるわけだが・・・
その価値があった、良き時間の使い方をした、そう感じたことは確かである。