完璧を求めたからこそ、残らなかった。
こんばんは、しいなです🌙
今日は旅行の思い出を少し☺️
ミラノで見た、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』について書こうと思います☺️
さすが世界で一番鑑賞の予約が取りづらい絵画‼️
かなり前から予約したのに日本からミラノに到着した直後の時間しか予約が取れず💦
飛行機や荷物が少しでも遅れたらアウトというギリギリのスケジュールでした😂
無事に間に合って本当によかった❤️
鑑賞時間もかなり厳格で、予約時間に入場して見られるのは約15分だけでした🕰️
『最後の晩餐』は、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁に描かれています。
すごいのが、その遠近法。
当時ここで食事をしていた修道士たちが正面を見ると、まるで自分たちもキリストたちと同じ食卓にいるように感じるよう設計されているそうです。
今でいうVRやトリックアートみたいな発想。
しかも視線が自然と中央のイエス・キリストのこめかみへ向かうよう、空間全体が緻密に計算されています。
実際に見ても、やっぱり一番最初に目に入ったのはキリストの顔でした。
この絵が描いているのは、「この中の誰かが私を裏切る」とイエスが弟子たちに告げた直後の瞬間。
驚く人、問い返す人、身を乗り出す人。12人の弟子たちの表情が全員違います。
その中にいるのが、イエスを裏切るユダ。
ダ・ヴィンチはユダの顔をなかなか決められず、制作が進まなかったという逸話もあるそうです。
実物を見ると、ユダだけ輪郭が少し暗くぼやけて見えました。
「裏切り者の顔って、どんな顔なんだろう」
いかにも悪そうな顔なら描けたかもしれないけれど、そんな単純なものではないと思ったのかな。
そう考えると、ダ・ヴィンチの芸術家としての誠実さのようにも感じました。
そして、この絵にはもうひとつ面白い話があります。
通常、壁画には耐久性の高い「フレスコ」という技法を使います。
でもフレスコは、漆喰が乾く前に描き終えないといけない。
じっくり考えて、何度も修正しながら描きたかったダ・ヴィンチは、独自の方法を選びました。
その結果、完成後すぐに絵の具が剥がれ始めてしまったそうです。なので、現在残っているのは修復に修復を重ねた姿。
【完璧を求めたからこそ、一番壊れやすい作品になってしまった】
それがなんだかすごく印象に残りました。
写真では何度も見たことのある『最後の晩餐』だけど、実物を見ると、
有名な絵を見たというより、500年前のひとりの天才が納得できるものを作ろうと悩み続けた跡を見たような気がしました。
こういう歴史に触れられるのも、旅行の楽しさですね☺️
また少しずつ旅行の思い出も書いていこうかな。
しいな🌸