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Blog@Rouge
願はくば願はくば 花の元にて春死なん その如月の 望月のころ あまりにも有名な西行法師の詩ですが、私は桜の季節が近づくと、この和歌が頭をよぎります。 満開の桜を見るとそのあまりの美しさに心を奪われ、そのままこの命すらも連れて行かれてしまっても本望ではないか。いや、せっかくならばこの満開の桜のもと、美しい満月の夜にこそ私を連れて行って欲しい。 幾度となくそのように思ってしまうほど、月も桜も美しすぎるのですよね🌸ついつい刹那的な、ロマンチックな気持ちに浸ってしまうほど。 ・:*+.・:*+.・:*+. もう一首、桜の散り際の雨今宵に寄せて。 世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし 在原業平 すみれ・:*+.ブログ一覧
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残心お稽古事で「残心」という言葉を心に刻むようにとの教えを師範に受けたことがあります🍵 千利休の師である武野紹鴎(たけの じょうおう)の教えで「なにしても 道具置きつけ 帰る手は 恋しき人に 別るると知れ」というものがあります。 茶道具の扱いは、一つひとつ慎重に、大切に。道具を置いたその手は、恋しい人との別れを惜しむが如く心をそこに残しなさい、という意味です。 茶道における「残心」の使われ方には、他にもあります。亭主は、茶会を催す時、一期一会の精神で、誠心誠意客をもてなします。道具や茶室の設え、食事がある場合にはその内容はもちろん、適切なタイミングで品を出すこと等、すべてに心を尽くします。 そして、茶会が終わり客を見送った後、 亭主は一人茶室に戻り、一服のお茶をいただいて今日の茶会を振り返ります。 粗相はなかったか 自分は十分なもてなしをすることができたか 客に思いを馳せながら客と共有したかけがえのない時間に感謝し 消えゆく今しがたの感興に少し心を戻してみるのです。 この瞬時の興が茶道における「残心」です。 今、お店にお世話になるようになってからしみじみとこの言葉を想います。ひとときをご一緒させて頂いた方との逢瀬を想い、お部屋のお片付けをしている時、移ろう時は順番に消えてゆくものだけれど ただ、だからこそ即今の情緒が漂い、 その深い味わいを感じることができるのかもしれません。 残心。終えても心が途切れない。それは未練や執着とも違い、何とも愛おしくかけがえのないものだと私は思うのです。 残心。なんと美しい言葉、なんと美しい感情でしょうか☺️ すみれ・:*+.ブログ一覧
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