【読了日記】『国宝』7/24❤︎あゆ
※最近読んだ本についてのブログです※
久しぶりに、小説を一冊、じっくりと読みました。吉田修一さんの「国宝」です。
先日ブログで報告した通り
映画「国宝」を鑑賞しました❤︎
プロフィールにも書いてある通り「読書」が好きなあゆ🍫
色んなジャンルの本に触れて、色んな世界と出会える感覚が大好きです。
実は出勤帰りはほぼ毎回川崎駅の本屋さんにふらっと立ち寄って
気になる本がないか探しています📕
好きな作家さんやシリーズももちろんありますが
自分の枠組みや話題作の枠組みにとらわれず
時には本のジャケットに一目惚れして購入を決めることもあります。
最近ではもっぱら電子書籍を買っておりましたが
やはり、紙をめくる指とページが触れる音を味わいたくて
紙の本に逆戻り。。。本棚が壊れそうです。。
「国宝」は映画鑑賞後にその足で本屋さんに向かい、帰り道に読み始めました。
読了した今、なんだかまだ胸の奥に熱が残っているような感覚です。
歌舞伎の世界を舞台にしながら、芸の道に生きる人間の孤独と執念、そして愛や欲、名誉といった複雑な感情が、とても静かに、でも濃密に描かれていました。
登場人物たちの生き方が、自分とはまったく違う世界なのにどうしてこんなに胸に迫るのか。言葉ではうまく説明できないんだけど、ただ「美しいものに触れた」という確かな感覚だけが残ります。
感情の輪郭が少しにじんでしまうような読後感が、むしろ心地よくて。こういう作品に出会うと、やっぱり本が好きだなとあらためて思います。
上下巻に分かれていますが
かなりノロノロ読んで4日間ほどで読み終わりました📖
語り口調で進んでいくので比較的読みやすいかと思います。映画を見た殿方様は殊更に情景が浮かぶでしょうから、そこに彼らの生き様を深く刻んでください。
ちょっと真面目な内容になっちゃったけど、たまにはこんな夜もいいかな。
また何か心を動かされた本があれば、ここでこっそり紹介しますね📚